斜めの屋根でも着陸可能! 衝撃吸収レッグ搭載の新ドローン

  • author Andrew Liszewski - Gizmodo US
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斜めの屋根でも着陸可能! 衝撃吸収レッグ搭載の新ドローン

傾斜があっても大丈夫。

ドローンの操作ってなかなか操作難しいですよね。お家の中で飛ばす趣味ドローンですら、その操縦は容易ではありません。特に緊張が走るのは着陸。平坦な地面に、スピードを落としてからソフトに着陸するのがコツです。強風は敵です。でも、この好環境は常に整うわけではないので、ドローン自体にももっとタフになって欲しい…。そこで、カナダのシャーブルック大学Createk Design研究室が開発したのは、傾斜のあるところにも着陸できるドローン。

Image:youtube

現状のドローンは、理想の着陸状況を想定して作られているものが多く、脚にふんばりや柔軟性がないものがほとんどです。ただ、理想の状況のみで出動していては、今後ドローンの活躍の場が増えません。この解決策として、Createk Design研究室がドローンに搭載したのは、着陸時の衝撃を吸収する関節を持つ脚。ちいさなモーターが搭載されており、脚の関節を曲げることで着陸時の衝撃を本体に伝わらないようにし、クラッシュや跳ね返りを防ぎます。また、飛行機の着陸でも使用されるエンジンの逆噴射をドローン着陸でも導入し、ドローン本体が着陸の衝撃で弾んだり、転がったりするのを防いでいます。

Createk Design研究室のドローンが着陸できる地面の傾斜は最大60度、着陸スピードは時速9.5キロほど。研究室は、タフな利用状況だけでなく、緊急着陸のしやすさにも期待を寄せています。屋根に緊急着陸できるということは、適した環境を探すことも、機体にダメージを与えることもなく素早く帰還できるということです。