ライフハッカー[日本版]2021年9月22日掲載の記事より転載。記事中の情報は掲載時点でのものです。
iPhoneの背面にマグネットで取り付けできる「MagSafe対応iPhoneレザーウォレット」。今年発売のバージョンは、ついに「探す」に対応しました。
iPhone 13より一足先に到着したので早速使ってみたところ、メリットもある一方、注意が必要な点もわかりました。
持ち物のミニマル化を実現できた
筆者はこの1年、昨年発売された初代のレザーウォレットを使ってきました。
最初は最大3枚しか収納できないことに物足りなさを感じたのですが、実際に持ち歩いてみると、日常生活で必要なカード類は結局その程度だということを実感。それまで、いかに余分なものを財布に入れていたかということです。
今も一応、レザーウォレットに収まらなかったカード類や現金を入れた小さな財布は用意してありますが、出番は月数回程度。
買い物は基本的にキャッシュレスなので、近所に出かける程度ならiPhone+レザーウォレットだけでまったく問題ありません。
そんなわけで、持ち物をシンプルにできたのは良かったのですが、最大のネックが「落としたら探す術がない」という点でした。
2021年版は「探す」対応でそれが解消。「安心を買う」つもりで買い換えることにしました。
純正クリアケースはなんと非対応!
写真左が昨年購入したもの、右が「探す」対応の新しい製品ですが、デザインやサイズはまったく同じ。
色違いを購入していなかったら、区別をするのが困難だったかもしれません。
iPhoneをiOS15にアップデートした後、新しいレザーウォレットをiPhoneに装着すれば「探す」対応アクセサリとして認識されるはずなのですが、なぜか反応なし。
改めてサイトの商品紹介ページをよく読み返してみると、下のほうに小さく「MagSafe対応クリアケースは対応していません」との記載が。
筆者はiPhone 12 Proに純正クリアケースを装着して使っているので、それが原因だったようです。
ケースを外したiPhoneにレザーウォレットを取り付けると無事に認識。「続ける」をタップして「探す」に追加しました。
ウォレットがiPhoneから外れると通知
追加完了後は、「探す」アプリの「デバイスを探す」タブに他の端末と一緒に表示されるようになります。
デバイス名をタップすると表示される詳細設定で「取り外されたときに通知」を有効にしておけば、iPhoneからレザーウォレットを外して1分が経過したタイミングで通知が届きます。
なお、AirTagのようにレザーウォレット自体が通信を行うしくみはなく、「最後にiPhoneに装着されていた場所」を記録するだけにとどまるようです。
ダメ元で試したサードパーティー製は……
ケースなしの状態なら無事に使えることを確認できたところで、改めて純正ケースを装着した状態でレザーウォレットの付け外しをしてみましたが、やはり認識されず。しかし、高価なiPhoneを裸で使う度胸はありません。
せっかく買い換えたのに新機能の恩恵を受けることはできないのか……と絶望しかけながら、ダメ元でiPhone 13 Proのために買ってあったMagSafeが使えるサードパーティー製ケースをやや強引にiPhone 12 Proに装着。
なんとケースをつけたままでもレザーウォレットの装着が認識され、外れた場合の通知も行われました。
もちろん、サードパーティー製ケースのすべてで使えるわけではないと思いますが、「ケース装着は一切ダメ」ではなかったことは救いです。
ちゃんと使えるなら間違いなく神機能
純正ケースで使えないということは、もう少しわかりやすく記載してほしいな……というのが正直なところ。さらに欲をいえば、純正ケースが対応してくれたら最強だなと思いました。
ケース問題さえ無事にクリアできれば、「探す」は本当にありがたい機能。安心してレザーウォレットを持ち歩けるようになります。