肌身離さず身に付けているスマートウォッチやフィットネストラッカーは、日々の活動を詳細に記録してくれています。ですが、「心機一転してダイエットを始める」「日々に蓄積していく個人情報が心配」などといった理由で、データを削除したい時があるかと思います。
そんなお悩みのデータも、方法が分かれば簡単に削除できます。
Apple Watch編
Apple Watchの場合、すべてのデータはiPhoneアプリ「ヘルスケア」に保存されています。
深掘りすれば、ほとんどの同期データは部分削除も全削除も可能です。「ヘルスケア」アプリにて「ブラウザ」をタップしてから、目的のカテゴリを選択、そして、「すべてのデータを表示」>「編集」を順にタップ。個別削除の場合、削除したい項目を右から左にスワイプしてから「削除」をタップします。全削除の場合は「編集」>「すべて削除」を順にタップすると、「削除してもよろしいですか」と確認画面が出てくるので「すべて削除」を選択します。
また、Apple Watchから同期されたデータ(例えば心拍数など)を管理することもできます。その場合には、「ヘルスケア」アプリにて「概要」をタップして右上に表示されるプロフィール写真の部分を選択します。そして「デバイス」をタップして、Apple Watchを選択して、「”設定”の”プライバシー”」をタップします。
その他にもApple Watchを初期化するという選択肢もあります。Apple Watchに保存されたデータは全て削除されますが、iPhoneに同期されたデータはそのまま残ります。Apple Watchを初期化するには、Apple Watchにて「設定」>「一般」>「リセット」>「すべてのコンテンツと設定を消去」を順にタップします。
Fitbit編
トラッカーとスマートウォッチが合体したFitbit(フィットビット)では、すべてのデータを「Fitbit」アプリ(iOS版またはAndroid版)で管理できます。また、Webページのダッシュボードからもアクセス可能です。アプリやウェブページではさまざまな情報がまとめられ、各項目の上部をタップまたはクリックすれば編集や非表示にすることが可能です。
スマホアプリでデータを削除する場合は「Fitbit」アプリを開いて、ダッシュボードから削除したいエクササイズをタップして、個別の項目を選択します。右上の3点ドットを開いて、「エクササイズを削除」をタップすれば削除できます。睡眠データも同じ要領で削除可能です。
Fitbitウェブサイトでデータを削除する場合は「記録」をクリックして、「食事」「運動」「体重」「睡眠」のいずれかを選択します。各項目の右側にゴミ箱のアイコンが表示され、それをクリックすると各データを削除できます。(データによっては、さらに各データを開く必要があります)
データの削除方法が分からなかった場合には、Fitbitのサポートページを確認してみましょう。「歩数」や「上った階数」は削除できませんが、歩数ベースでないドライブのようなアクティビティで「歩数」や「上った階数」を上書きすることはできます。
またアカウント自体を削除することも可能です。アプリ内のダッシュボード画面にて、左上のプロフィール画像>「アカウント設定」>「アカウントを削除」を順にクリックすれ削除できます。
Samsung Galaxy編
Samsung(サムスン)のGalaxyスマートウォッチの場合、すべてのデータはSamsung Healthアプリに同期されています。どのデータをヘルスアプリに同期するかをスマホのGalaxy Wearableアプリから選択することも可能で、メイン端末画面から時計設定、Samsung Healthを順にタップします。
データによってはSamsungのヘルスアプリから削除できます。エクササイズを削除したい場合は、タブ「ホーム」にて、削除したいエクササイズを選択、そして右上の3点ドットをタップしてから、「削除」を選択します。睡眠や食事や水分に関しても同じ要領で削除できます。
もっと一気に削除したい場合は、スマートウォッチをリセット(初期化)してみよう。これはウェアラブル端末の設定から可能で、「一般」>「リセット」を順でタップします。またスマホのSamsungのヘルスアプリからもリセット可能で、右上の「その他」>「設定」>「個人データを消去」を順にタップします。
Garmin編
Garmin(ガーミン)のスマートウォッチの場合は、スマホアプリ「Connect」またはウェブサイトから削除できます。
スマホアプリ内のアクティビティを削除する場合は「詳細」(Androidでは左上、iOSでは右下)>「アクティビティ」>「すべてのアクティビティ」を順にタップします。そして削除したいアクティビティを選択して、右上の3点ドットをタップしてから、「アクティビティの削除」を選択します。
ワークアウトや体重も同じ手順で削除できます。ワークアウトならば「トレーニング」>「ワークアウト」を選択、「健康情報の統計」>「体重」を選択します。
削除したいデータがあったら、右上の三点ドットを開いて、○○の削除を選択してみましょう。データによっては編集も可能なので、削除ではなく編集という手もあります。
「一日の概要」や「トレーニングセグメント」など、データによってはウェブサイトから削除する必要があります。
「一日の概要」を削除するには、左側にある「アクティビティ」>「ステップ数」>右上の歯車アイコン>「削除」を順にクリックします。「トレーニングセグメント」を削除するには、左のメニューにある「トレーニング」>「セグメント」を順にクリックします。そしてセグメントを選んで、ゴミ箱アイコンをクリックすれば削除できます。
Garminにおいてデータ削除に関してできることはこれぐらいで、細かく設定はできません。すべてのデータを削除したい、ゼロからやり直したい場合には、Garminのアカウントを削除するという方法もあります。このウェブページにアクセスをして、ログインをしてから、「データの削除」選択します。その後は画面の表示に従って操作を行えば、アカウントを削除できます。