ビミョーなラインついてます。
業績不振の影響で広告版の導入待ったなしと言われるNetflix。Bloombergが、噂の広告あり版について詳細を報じています。
気になる価格は月額7ドルから9ドル
まず、1番気になるのは価格ですが、広告版は月額7ドル（約970円）から9ドル（約1,250円）だろうと報道されています。北米でのNetflix価格は、ベーシックが9.99ドル（約1,390円）・スタンダードが15.49ドル（約2,150円）・プレミアムが19.99ドル（約2,770円）。となれば、一番安いベーシックプランと比べて、1ドルから3ドルほどお得になります。それと引き換えに挿入される広告は1時間に4分。コンテンツの冒頭と途中に入り込むことになるそうで、これを3ドルと引き換えにできるかどうか。
キッズ向け、ネトフリオリジナルコンテンツは広告フリーらしい
一方、Bloombergはキッズ向けコンテンツ、Netflixオリジナルコンテンツは広告フリーのままとも報じています。広告主にキッズ向け企業は多くないと踏んだのか、キッズコンテンツで広告が入るとコンテンツ自体の視聴率が悪くなることを恐れたのか。Netflixオリジナルが目当ての人には、安価の広告版はお得。Netflix側も、自社コンテンツならば広告収益よりも、少しでも多く視聴してもらってコンテンツの人気をアップさせるのが得策と考えているのでしょう。オリジナルが強くないと、ロイヤリティの高いサブスクユーザーはついてくれませんから。
広告版リリース時期については、今年の最終期と予測。ただ、いっせいスタートではなく、サービス提供エリアの一部となるようです。
ネタ元のThe Vergeが、Bloombergの報道についてNetflixに問い合わせたところ、担当者から｢すべて憶測にすぎない｣と報道を否定するコメントがあったそうなので、あくまでも今は噂程度に考えておくのがよさそう。
それでも気になっちゃう価格。特に、日本は最後に価格改定があったのが2021年なので…。北米は今年頭に値上げが実施されました。となると、一番怖いのは、広告版リリースが本当で日本が対象エリアに入っている場合、そのタイミングで全体の価格改定が入るのでは…ということ。円安だし。日本のベーシックプランは990円なので、それだと広告版が7ドルでも単純計算で（1ドル135円の場合）945円。お得と感じる価格ではありませんよね。
