放送ならピー音が入るのに、ウェブではスルーされちゃうから。
このコメント見たくない……、とクリックやスクロールするのが怖くなることってありませんか。わたしはあります。ある程度の耐性は付いてはいるし、アドバイスと批判の区別はついているものの、同じ言葉だとしても、目を見て直接言われるのと文章だと印象が違うから目を背けたくなるんです。
でも、避けられない場合もありますよね。そんなときは、言葉を和らげてもらいませんか?
例えば、「ぴよぴよ」とか。
辛辣な言葉をぴよ化
アプリ開発ベンチャーのbondaviが、Webブラウザ上の苦手な言葉を「ぴよぴよ」に変換するフィルターを無償公開しました。
さっそく「ひよこフィルター」をChromeに拡張してみましたよ。ひよこマークをクリックすると苦手な言葉を登録できるので、ためしに「恐竜」を苦手ワードに指定。
そして、ギズモードで執筆した『ジュラシックワールド』の記事を見てみると…
「恐竜」→「ぴよぴよ」に変換されるではありませんか。色も変わるので、どの言葉がぴよ化したのかも一目瞭然です。
きっかけはユーザーと向き合いたい社長の思い
ちなみに「ひよこフィルター」は、bondaviの社長が「厳しいユーザーの声も無視できない。しかし傷つきたくない」と悩んでいたのをきっかけに開発されたのだとか。フィルター公開の予定はなかったそうですが、試作品についてSNS投稿したら反響があったために一般公開に踏み切りました。向き合いたいけれど辛辣な言葉を見るのが怖い、という気持ちに共感する人が多かったのでしょう。
「ひよこフィルター」はお守りのようにDLしておくと良いかも。苦手な言葉を目にしなくて済むと思うと、ネットライフが快適になりますよ。
Source: ITmedia NEWS