ギズ編集部「イヤホン座談会」。トレンドの中心にいるのはソニーLinkBuds S?

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  • author 照沼健太
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ギズ編集部「イヤホン座談会」。トレンドの中心にいるのはソニーLinkBuds S?
Photo: 吉野莉南


世はイヤホン戦国時代。

近年のガジェット界隈で特に盛り上がっている分野。その筆頭が完全ワイヤレスイヤホンであることに疑問の余地はないでしょう。

むしろガジェット好きのための製品という域を遥かに飛び越えて、ひとり1個が当たり前の時代になりつつありますよね。

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そんな盛況のイヤホン市場において、最近気になるトレンドが、総合力を重視したバランスモデルの台頭

これまで「ノイキャン対応の完全ワイヤレスイヤホン」はフラッグシップモデルという印象がありましたが、ある程度そのカテゴリが確立した今、必要な機能をほぼ全て盛り込みながらもミドルクラスの価格帯に抑えた製品が登場し始めているんですよね。

その代表的プロダクトが、ソニーの「LinkBuds S」。ノイキャンに逆行するプロダクトとして話題を呼んだ”穴あきイヤホン”こと「LinkBuds」の、ノイキャン対応(!)モデルです。

この「LinkBuds S」を使いながら、ギズ編集部員4人が「今イヤホンに求める機能やデザイン」を探る座談会を開きました。

イヤホン常時装着時代。真っ先に気になるのは、装着感とデザイン

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左からリチャード、カイル、佐孝、吉岡

──みなさん、イヤホン選びの際に何を重要視しますか?

吉岡通勤時など長時間つけることが多いので、装着感を重視しますね。

カイル同じく装着感ですね。今ってイヤホンは音楽を聴くためのものだけじゃないから、自分もずっと着けています。着けっぱなしでも苦にならないのはもちろん、ジムでYouTubeを観ながらランニングマシンで走ることもあるので、安定感も欲しいですね。

吉岡その点この「LinkBuds S」はかなり良かったですね。小さくて、安定感があって、ストレスがない。

──ノイキャンを搭載したハイレゾ対応完全ワイヤレスイヤホン※の中で、世界最小・最軽量みたいです。本体の重さは各約4.8gということですね(※2022年5月9日時点、ソニー調べ。LDAC対応完全ワイヤレス型ノイズキャンセリングヘッドホンにおいて)

佐孝なるほど。「5g以下なら気にならない軽さ」という一つの基準になる気がしますね。

リチャードミュージシャンが使うイヤモニみたいな形をしているので、肌への設置面積が広くて安定感がありますね。装着した時にイヤホンの重心が外側ではなく自分側に寄っているので、頭を振っても安定している感じがあるのもいい。フィギュアスケーターに装着してジャンプしてみてほしい。

一同:(笑)。

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リチャードちなみに小さいイヤホンってバッテリーが3時間くらいしか持たないイメージがあるんですけど、「LinkBuds S」はどれくらい持つんですか?

──ノイキャンありで6時間。ケース込みで20時間ですね。

リチャードおおー。それは持ちますね。

吉岡:ケース自体が小さくて軽いのもいいですね。自立するのも便利そう。

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左からブラック、ホワイト、エクリュ。

リチャード(パチン! パチン!)うん。いい感じ。

一同:…?

リチャードこのケース閉めた時の音って重要じゃないですか?

吉岡あ~確かに(笑)。

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吉岡デザインも選ぶ基準としては重要ですよね。

──身につけている間、外から常に見えるガジェットですもんね。

リチャード:ロゴが控えめでほとんど見えないのがいいなと思いました。

カイルうん、ミニマルでスッキリしたデザイン。いいですね。

リチャード大きなロゴが好きな人もいると思うけど、変に主張したくないじゃないですか。

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吉岡3つカラバリがありますけど、どれも中間色のニュアンスがあって、肌に馴染む感じがいいですね。

カイル正面から見た時に耳から飛び出ない感じも好き。

吉岡すごくフィットしているよね。

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吉岡エクリュはアースカラーっぽくてトレンド感ありますね。どんなファッションに合いそう。

佐孝女性にも人気がありそう。

リチャードちょっと前までカラバリが白しかなかったり、選べても白と黒だけみたいなイヤホンが多かったけど、最近はいろんなバリエーションが出てくるようになりましたよね。

──ちなみにブラックだけちょっと質感が違うんですよね。

吉岡あ、ほんとだ。

佐孝ホワイトとエクリュはサラッとしてるけど、ブラックはザラザラした感じが強いですね。これいいな。高級なホテルのお風呂みたい。

一同:どういうこと?(笑)

佐孝石っぽいっていうか(笑)。

──素材や表面の処理で質感や発色も変わるし、今後イヤホンのデザインでポイントになってくるかもしれないですね。

もはやノイキャンは必要不可欠。これからは外音取り込み関連機能が重要になる

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リチャードここまでイヤホン選びの基準として装着感とデザインが上がってますけど、僕の場合はノイキャンですね。もう不可欠な機能

吉岡そうなんだ!

リチャード家ではノイキャンなしの有線イヤホンを使っているんですけど、外出時はノイキャンがついていないものは考えられない。ノイキャンが強く効くモデルだと、音量を上げずに音楽を聴けるのもいいんですよね。耳にも優しいだろうなと思いながら使ってます。

佐孝僕は普段ノイキャンがついてないものを使ってるんですけど、さっき「LinkBuds S」を使わせてもらったらびっくりしましたね。昔のノイキャン搭載モデルって、ノイキャンにパワーを取られるのか音質が下がる感じがあったんですよ。でも、「LinkBuds S」は全然そんな感じがしなかった。すごく進化してるんだなと感じました。

──ノイキャン性能は「WF-1000XM3」と同等のレベルだそうです。

佐孝この値段で一世代前のフラッグシップと同等なんですね。それはすごいな。

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吉岡僕は外の環境音と音楽が混ざる感じが好きなので、ノイキャンなくてもいい派なんです。でも、家で仕事をするときは雑音がない方が集中できるので、これからイヤホンを買うなら外音取り込みとのバランスが良いモデルが欲しいですね。

カイルそういう点ではこの「LinkBuds S」はすごく良いんじゃないかな。自分はソニーのヘッドホン「WH-1000XM2」(2017年発売)を持っているんですけど、あれと比べて「LinkBuds S」はすごく自然な音で外音取り込みができている。

リチャード昔の外音取り込みって、左右のどっちから音が鳴っているのかわからなかったり、特定の音だけ妙に強調されて聞こえたりと、不自然だったもんね。

佐孝やっぱり進化しているんですね。

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──「LinkBuds S」はフラッグシップモデル「WF-1000XM4」と同じようにユーザーの行動や場所に連動してノイズキャンセリング/外音取り込み設定が切り替わる「アダプティブサウンドコントロール 」を実現しているそうです。

リチャード(LinkBuds Sを装着して)あー、あー。…うわっ、すごい。本当に自動的に外音取り込みに切り替わった。

一同:(笑)。

リチャードこれは一番嬉しい機能かもしれないですね。コンビニ入ったからってイヤホン外すの面倒だし、いちいちスマホを操作したくないじゃないですか。そのまんま常時装着でいられるのは本当に便利ですよ。

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吉岡タップ操作での切り替えや再生コントロールもシンプルで使いやすいですね。

リチャードタップか物理ボタンかは好みが分かれるけど、ステムがないデザインの場合は物理ボタンだと耳が痛くなるから、タップ操作の方がいいなと思いますね。

吉岡あと、製品によっては「コネクテッド」とか「ノイズキャンセリングオン」とかの音声ガイダンスがあるけど、それがないのもスピーディーでいいなと思いました。

佐孝わかる。あれって現状把握はしやすいけど、ガイダンスが邪魔で肝心の聞きたい音が聞こえない時があるもんね。

ギズ編集部はEQ重視?音質が良くないとイヤホンは楽しくない

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佐孝ここまでデザインや機能の話が多かったですけど、僕のイヤホン選びは音質重視ですね。

吉岡音質ってどうやってみてるんですか?

佐孝自分の好きなイヤホンとか基準のイヤホンを作って、それとの比較で選ぶ感じですね。「これはバランスがいいな」とか。

吉岡なるほど。「LinkBuds S」はどうでした? 僕は予想以上に音量や音圧にパワーがある感じがして驚いたんですけど。

佐孝どこかが尖っているわけではなくバランスが良く整えられた、柔らかい音質だと感じました。

カイルうん。フラットともまた違うけど、バランスが良い印象ですね。しっかり低音も鳴っているし、高音もはっきり聞こえる

吉岡僕は低音が強い曲が好きだから、すごく好みですね。かといって他の音も低音に埋もれない。ソニーのイヤホンって、あんまりこういう低音が強く鳴るイメージはなかったんですけど、これはすごくいいなと思いました。

リチャードパワフルなサウンドのモデルって、やんちゃで派手なデザインのイヤホンが多いんですけど、このシンプルなデザインでこの音っていうのがいい。

吉岡そう! それなんですよ。

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佐孝EQ(低音、中音、高音などを調節する機能。イコライザーの略)の効きもいいですね。アプリの反応もすごく早くて、スライダーをいじるとタイムラグなく音に反映されます。前に穴あきタイプの「LinkBuds」を試したときもEQの効きがよくて驚いたんですけど、これも同じような感じがしました。自分の好み的にはもう少し高音が欲しかったのですが、EQを調整してたらかなり自分好みにできました。

カイル自分もさっき低域を調整したらかなり自分好みになってくれました。

──みなさんイコライザーで音質調整するタイプですか?

一同:しますね。

吉岡イコライザー、重要ですよね。

リチャード好みってありますもんね。

カイルかなり細かくいじりたいタイプです。

佐孝LinkBuds S」とアプリ「Headphones Connect 」を使ってみて、CLEAR BASSっていう独自のパラメーターが良かったですね。ナチュラルにベースをブーストしたりカットできる感じが気持ちいい。

リチャード音量を小さくすると低音が聞こえづらくなるという話を聞いたことがあるので、そういう時にも便利そうですね。

結論:多くを求められる現代のイヤホンに「総合力」が求められるのは必然

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リチャードあと、僕はイヤホンの充電速度を結構気にしますね。「LinkBuds S」はどれくらいで充電できますか?

──5分の充電で60分再生可能なクイック充電に対応しています。

リチャードそれはいいですね。僕はイヤホンの電池がやばい時、片方だけで耳につけてもう一個はケースで充電するというのを交互にやります。

吉岡へえー。

リチャードえ、やらないんですか?

カイル僕もそれやりますよ。充電以外でも、空港などアナウンスをしっかり聞かないといけない場所では片耳だけつけたり。

佐孝片方のイヤホンにしかチップが入ってない機種だとそれができないんだけど「LinkBuds S」はそれができますね。

──片方を充電しながら、片方だけ使うというのは、イヤホン常時装着時代らしい使い方ですね(笑)。

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リチャード:正直バランス良すぎますね。コンパクトで軽量、装着感、ノイキャンの効き、外音取り込み性能、充電速度、音質どれも良い。これを総合的に上回ることができるイヤホンってあるのかなと疑問になるレベルですよ。

佐孝それぞれの要素に着目したらもっと優れた性能のイヤホンはあるだろうけど、総合的なバランス感としては、本当にこれ以上のモデルはないんじゃないかなってくらいですね。

リチャード穴あきの「LinkBuds」はかなりの特化モデルだったじゃないですか。だから「LinkBuds S」については、普通のイヤホンじゃんと思っていたんですけど、使ってみて納得しました。

カイルさっきも言ったけど、僕にとってワイヤレスイヤホンは音楽を聴くためだけのものではないので、やっぱり総合力が重要。

吉岡ギズはガジェットメディアなので尖っているモデルに注目しがちですけど、これはほんと盲点でしたね。みんながイヤホンに求めているものが全部入っていて、なおかつ値段も買いやすいところに収まっている。カイルが言う通り、ワイヤレスイヤホンって総合力が求められるアイテムになってきているので、「LinkBuds S」のようなバランスに優れた「これを選んでおけば間違いなし」というモデルが、今後のイヤホン選択肢のど真ん中なんじゃないかと思いました。

Source: Sony