iPhone 14 Proで使える新機能Dynamic Island。iPhone 15では全モデルに搭載されるなんて話もあるし、この秋最も話題の機能と言ってもいいでしょう。今後、ますます機能拡張されるのはもちろんですが、iOS16.1ベータ版とデペロッパーガイドラインから、一足先に今後のDynamic Islandを見てみましょう。
iOS 16.1ベータ版が、先日、開発者に向けて公開されました。Dynamic Islandの「ライブアクティビティ」APIも含まれています。ライブアクティビティは、アプリの最新情報を表示してくれる機能。配車アプリのルート、配達アプリのステータス、好きなスポーツチームのスコアなど、ますます多くの情報の最前線をチェックすることができ、Call Kit APIとNow Playing APIを使った一部のアプリのみに限られている現段階のDynamic islandが、大きく拡大されることになります。
ライブアクティビティは、3つのメインモード(コンパクト、ミニマル、エクスパンド)があります。デベロッパーガイドラインによれば、ライブアクティビティを利用するアプリが1つの場合はコンパクト表示、2つならミニマル表示で両端にそれぞれのアプリを配置。両端どちらかのアプリをタップするとDynamic Islandが開きアプリがフル表示になります。エクスパンドは、その名の通り広がることでエリアを大きくし、より情報を多く表示できるようにするUIです。
Dynamic Islandはソフトウェア的には大きなブレイクスルーとは言えません。が、カメラノッチという目障りなものを意識から消して、なおかつデッドスペースを有効活用するというアイデアはお見事です。ただ、全体のインターフェースをゴチャつかせるリスクもあるので、新しい情報表示方法というよりは、ちょっと便利だねくらいの立ち位置を目指しているようです。ガイドラインは、AppleのHuman Interface Guidelinesも関与しており、ベストなDynamic Island体験のために、「トップに表示するのにセンシティブな内容は避けること」「広告やプロモーションには使わないこと」「アラートは必要最低限にすること」など、いくつかポイントがまとめられています。
iOS 16.1の本リリースで、ライブアクティビティつまりDynamic Islandはさらなる飛躍を遂げることになります。iOS 16.1のリリースは年末を予定。
Source: Apple