ウォルマートがメタバースに参入。Robloxにできた島が遊園地みたい

  • author 岡本玄介
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ウォルマートがメタバースに参入。Robloxにできた島が遊園地みたい
Image: Walmart

世界観はキッズ向けって感じ?

メタバースで仮想店舗やコンテンツを作る企業が増える中、世界最大のスーパーマーケット・チェーンWalmart(ウォルマート)もVRの世界に参入しました。オンライン・ゲーミング・プラットフォーム「ROBLOX(ロブロックス)」内に公開された没入型体験コンテンツは、1種類ではなく2種類。「ウォルマート・ランド」と「ユニヴァース・オブ・プレイ」です。

買い物をするものではない

ここではネット通販をせず、マディソン・ビアーやケイン・ブラウン、ヤングブラッドといった著名ミュージシャンを招いての音楽フェス、ゲーム、トークンやバッジ集め、または観覧車やローラースケートなどのアトラクションを楽しみ、集めたポイントでアバターの着せ替えや仮想商品の収集なども楽しめます。

Video: Walmart/YouTube

新時代のリサーチとマーケティング手法

ウォルマートに利がなさそうですが…そこは企業タイアップや、キャラクターもののコンテンツから購買意欲がかき立てられるよう作られています。ですがまだ始まったばかりなので、そうしたコンテンツに人々がどう反応するか? という実験場として使われるとのこと。

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Image: Walmart

若者向けコンテンツがズラリ

Z世代と呼ばれる25歳前後の層をターゲットにしていることもあり、彼らにウケそうなコンテンツがエリアごとにまとめられています。

ウォルマート・ランド」 では「エレクトリック アイランド」にフェス会場、DJブースやダンス・チャレンジ、歩くとピアノの音が鳴る道(ピアノ・ウォークウェイ)などの設備があります。「ハウス・オブ・スタイル」では、化粧品のaf94、UOMA、Lottie London、Brooklyn and BaileyのITKスキンケアなどあり、それぞれが提供する試着やポージングを競うチャレンジ、巨大化粧品を避けて走る障害物競走やローラースケート場も。10月実装の「エレクトリック・フェスト」では、上記ミュージシャンたちの動きをモーション・キャプチャーしたコンテンツがあるとのことです。

ユニヴァース・オブ・プレイ」はゲーム性が高く、「イマーシヴ・ゲームズ」では『ジュラシック・ワールド』や『パウパトロール』のキャラクターや商品を扱ったゲームや、Razorのスクーターが楽しめたり、「ソート・アフター・リワーズ」では各地に散らばったり飛行船から降ってくる仮想オモチャを集め、アバターの着せ替えに使うコインに交換。「ヴァーチャル・アドベンチャー」には電動の移動手段があり、ホバーボードなどでユニヴァース内を高速移動し、途中で遭遇するドローンが季節ごとに異なるオモチャの入手に協力するとのこと。

他にもAllrecipesが提供する食事のレシピなど、いろんなイベントを誰もが楽しめるよう考えられています。

いろんなデバイスから入れる

アクセスはPC、Mac、iOS、Android、Amazonデバイス、Xbox、Oculus Rift、HTC Viveから入れるとのこと。「ウォルマート・ランド」と「ユニヴァース・オブ・プレイ」は別々のコンテンツなので、それぞれのリンクから覗いてみてください。

Source: YouTube, Roblox (1, 2), Walmart via YANKO DESIGN, CNBC

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