どっちもいいと思う!
待望の「AirPods Pro 2」が先日登場しましたが、これにぶつけてくるかのようにBoseから新しいイヤホン「Bose QuietComfort Earbuds II」が発売されました。このタイミング、さすがに狙ってない!?
AppleとBose。音質的にはかなり違いがあるものの、どちらもノイキャンをウリにしていたり、発売日も近いことですし、それぞれ比較調査をしてみました。このどっちかで悩んでる人もいると思うんですよね〜。
ボディはAirPods Pro 2のほうがスマート
まずは基本的なスペックから。「AirPods Pro 2」のバッテリーはイヤホン本体で最大6時間、充電ケース込みで最大30時間。空間オーディオやヘッドトラッキングに対応し、前モデルの最大2倍のノイキャンを実現。価格は税込み3万9800円。
「Bose QuietComfort Earbuds II」のバッテリーはイヤホン本体で最大6時間、ケース充電込みで最大24時間。CustomTuneテクノロジーにより、耳の形状に合わせてサウンドがパーソナライズされます。カラバリは2色、価格は3万6300円。
ケースのサイズは見ての通り、「AirPod Pro 2」の方が小さいです。
厚みの差もけっこうあります。「Bose QuietComfort Earbuds II」はポケットに入れると出っ張る感じがありますね。
総合的なデザインで見ると、「Bose QuietComfort Earbuds II」はたしかに大きいけれどカッコいいのも事実。とはいえ、最近のワイヤレスイヤホンのトレンドからみても大きめです。
ケースのフタ部分のビルドクオリティには差を感じました。「AirPod Pro 2」はパチっと閉まって心地良いけれど、「Bose QuietComfort Earbuds II」のフタは軽い印象です。使う分に支障はありませんが、どっちのフタをパカパカしたいかと聞かれれば「AirPods Pro 2」。
イヤホン本体の比較。やはり「Bose QuietComfort Earbuds II」の方が大きいです。耳に当たる部分が段差になっていて、これが本体内部の空間を確保しつつ耳へのフィット感にも繋がってる模様。でも、装着していてラクなのは「AirPods Pro 2」でした。
「Bose QuietComfort Earbuds II」の方が耳に入る音導管部分も太いので、耳が小さい人は圧迫感を感じるかも。
ノイキャンの強さを取るか、バランスを取るか
音質はそれぞれ個性があるのでここでは触れず、ノイキャンの強さを比較します。ノイキャンの強さは「Bose QuietComfort Earbuds II」が上で、目の前の人の声が聞こえなくなるほど。BOSEがうたう“世界最高のノイキャン体験”は伊達ではありませんね…!
でも、外音取り込みの自然さは「AirPods Pro 2」が上だと感じました。装着感がラクなおかげで耳への異物感を感じにくく、ここが「Bose QuietComfort Earbuds II」と違う点。ノイキャンと外音取り込みのシームレスさは「AirPods Pro 2」が勝ります。
総合すると、純粋なノイキャン力は「Bose QuietComfort Earbuds II」が上。日常生活での使いやすさや装着のラクさは「AirPods Pro 2」が上。ここは「AirPods Pro 2」が以前から持っていた特徴と言えますね。
軽く音質にも触れておくと、「AirPods Pro 2」の音質は極めてフラットで、空間オーディオが使えるのが利点。「Bose QuietComfort Earbuds II」はとにかくパワフルで、低音がズシンと感じられます。価格に対する音質を考えるとBoseを推したくなりますが、空間オーディオもリッチな体験ではあるので、やはり音質は好みが出るかと。
どっちもいい。どっちがいい?
個人的にはBoseの音質は大好きだけど、PCと繋いだり仕事に活用したりするなら「AirPods Pro 2」の使いやすさも見逃せない。最強のノイキャンをお求めなら「Bose QuietComfort Earbuds II」で決まりです。BOSEは装着感を調整できる固定バンドのおかげでランニングなどのアクティビティのお供にもできますね。でもケースのワイヤレス充電がない…。
どちらも2022年9月に登場した、ノイキャン強めの3万円台後半ワイヤレス。次なる最強ノイキャンイヤホンの登場は、いつになる!