社長さん、それは失言なんじゃないでしょうか?
ヒットする映画というのは、ある一定層のオーディエンスだけじゃなく、世代や年齢関係なく多くの人が見るからヒット映画になるわけです。そんなヒット映画を作り続けているウォルト・ディズニー・カンパニー社のボブ・チャペック社長がボトンデモ発言をしたことが話題となっています。
「私は常々言っているのですが、ディズニーファンは自分の子供をピノキオやダンボ、リトルマーメードを見せて寝かしつけた後に、アニメ映画をまた見たいなんてことはたぶんないんですよ。大人向けの何か他のものをみたいはずです」
これ、他の状況に置き換えるならティム・クックが「Appleファンは本当はAndroidが好きですから」とかイーロン・マスクが石油会社に投資するとか、そんなアイロニーじゃないですかね?
もちろんアナ雪を200回くらい見る羽目になった親はたくさんいると思います。もうアナ雪は見たくない! アニメ映画ではないもの見ようって思う気持ちわかります。でもだからって大人がアニメ映画を見たくないだろうというのは違うんじゃないかなって思います。アニメだからってディズニーは子どもだけが楽しむ映画じゃないですよ、大人も感動して見入ってしまう、考えさせられる映画たくさんあるじゃないですか。疲れた時は感動のサイレントシーンのある『カールじいさんの空飛ぶ家』や、セリフ少なめの『WALL・E(ウォーリー)』を見たくなりますし、『インサイド・ヘッド』は?『トイ・ストーリー』、『ライオン・キング』だって。
ディズニーの大ヒット映画のオーディエンスは子どもだけじゃないんですよ、やっぱり大人にも愛されているからなんですよね。アニメ=子どもって思っているなら、大間違いですよ社長!なんならディズニーランドなんて大人の方が多くないですか?