Googleが提供するモバイルOS、Android。このAndroidを最大限享受できるのは、やっぱりGoogleが提供するモバイル端末Pixelシリーズ。ただ、最新Android端末ならPixel以外にもSmasungやOnePlusの端末もあります。
しかし、今年リリースされたPixel 7/ Pixel 7 Proでしか使えない機能というものがあって、これはPixel 7シリーズに搭載されているGoogle印のチップTensoe第2世代が鍵。そこで、Pixel 7シリーズ限定機能を試して、5点満点で採点してみました。限定機能って、Pixel 7シリーズを選ぶ理由になりますか?
咳・いびき検出機能
Digital Wellbeingの設定画面から、設定可能。初設定時は画面下に「設定しますか?」のポップアップが表示されるはずです。設定するには、機能のマイクへのアクセス権を許可に。これで寝ているときにPixelが音(ゴホゴホ、ゴォォゴォォ)を検知して判断してくれます。検出結果は、時計アプリからチェック可能。
数日使ってみたのですが、しっかりいびきかいてました。今日疲れたなと思った日は必ずいびきありだったので、これは使える。
5点満点中:5点!
Pixel Watchを「信頼できる端末」に設定
Google初のスマウォPixel Watch買ったよ、買うよという人なら設定した方がいいですね。Pixel Watchを信頼できる端末に設定しておくと、Androidに搭載されているSmart Lockと連携できます。セキュリティ>詳細設定>Smart Lockから「信頼できる設定」に。これで、ペアリングしているPixel Watchでスマホを解除できます。実際使ってみると、とっても便利。ただ、最初のうちは何度か(端末が慣れるまで?)スマホで解除しないといけない場面もありました。
この機能はAndroid 13の機能なので、将来的にはPixel以外の端末でも使えるようになると思います。
5点満点中:3.5点
Direct My Call
電話したときの音声ガイダンスでイラっとした経験、誰しもあるのでは? Direct My Callならガイダンスの内容をテキスト化して表示してくれるので、画面をタップすればよし。Pixel 7だと、ガイダンスが読み終わる前に表示されることもある高速対応です。非常に使い勝手がいいのですが、Googleがまだ力を入れていない中小企業のガイダンスによってはうまくいかないことも。
5点満点中:4点
※現在、この機能は米国内のみのサービスなので日本ユーザーとしては0点!
ボケ補正
Tensorチップが可能にするというPixe 7のボケ補正機能。顔のボケ補正がPxiel 6で導入されましたが、あれの発展版。ボケ補正は、Google Photosのアプリでオプションとして使用します。
…いまいち。Pixel 7以外で撮影した画像もOKとのことで、あれこれ画像をいくつか試してみましたが、ほんのちょっとクリアになったかな程度で、補正と呼べるほどはなく。画像にもよると思うので、イケた!という人もいるかな? Pixel端末以外での撮影画像もOKというところに好感ありで、1点はつけておきます。
5点満点中:1点
自動手ぶれ補正
4K撮影を極限まで高めたい、それがPixel 7シリーズ。そのためには、自動手ぶれ補正は使った方がいいですね。
カメラアプリの動画撮影モードで、右下の手のアイコンタップで設定できます。お散歩くらいのぶれはしっかり補正してくれます。ジェットスキーレベルで試してみるまで、今は満点はおあずけ。
5点満点中:3.5点
シネマモード
背景ボケを高めて、よりドラマチックな映像にしてくれるシネマモード。カメラアプリで、シネマモードにスライドさせてから撮影すればOK。ただ、普通の日常撮影ではいつどう使えばいいのか…出番はあるのか…。Pixel 7のレビューで、シネマモードはiPhoneの方がいいなと思ったのは秘密。
5点満点中:3.5点
ガイドフレーム
アクセシビリティ機能の1つとして、ガイド付きフレームが追加。アクセシビリティ>TalkBackから設定可能。オンにすると、セルフィー撮影時に、アシスタントが音声ガイドで適切な位置を教えてくれます。もっと右、上、もうちょい下ってな調子ですね。
目が不自由な人・場合のためのセルフィー機能であり、確かに使えます。AI的アートディレクション(最も写りがいい角度を教えるようなもの)ではありませんのであしからず。
5点満点中:5点
メッセージのテキスト化
今だけ限定。近々、Pixel 6と一部のSamsung端末にも対応することが発表されています。
メッセージアプリが、音声(留守電)をテキスト化してくれます。メッセージ聞く前にテキスト化してくれるので便利。ただ、メッセージアプリを使わないといけないのですが。対応しているのは、英語、日本語、ドイツ語、フランス語。
試しにiPhone 14 Pro MxからPixel 7 Proに音声メッセを送ってみたところ、1本ほどでテキスト化完了。ほぼ問題なく文字起こしできていました。
5点満点中:5点
訂正[2022/11/02]誤字を訂正しました