テック業界からも株主からもメタバースを叩かれるザッカーバーグCEO。
Mirosoft（マイクロソフト）のゲーム担当上級副社長であるフィル・スペンサー氏が、Wall Street Journal紙が主催したテックイベント｢WSJ Tech Live｣に出演して、メタバースについて語りました。どうやらMicrosoftもメタバースには懐疑的な様子。
業界のリアクションは冷たいが
｢メタバースとは？｣という質問（上の動画の1:13あたり）に、スペンサー氏は｢お粗末なテレビゲーム｣とピシャリ。一応、｢こんなこと言うと怒られそうだけど…｣と前置きはしつつも、彼自身はまったくメタバースに魅力を感じていないことは明らかです。｢何年もテレビゲームについて考えてきて、エイリアンから世界を守れ、城を征服せよと3D世界に人を送り込んできたのに、会議室みたいな場所がメタバースなら、自分はあまりそこで時間を過ごしたくはないね｣
メタバースに関しては、Amazonの役員、Appleのティム・クックCEOなどが懐疑的な意見を口にしています。それでもフルコミットを続けるMetaのマーク・ザッカーバーグCEO。第3四半期決算が減収、株価も大幅に下がってしまったMeta。その原因は赤字続きのリアリティ研究所にあると指摘されていますが、この分野はまさにザッカーバーグ氏の熱意こもった戦場です。ザッカーバーグ氏は、｢10年後に振り返ってみたら、今のこの重要さがわかる！｣と熱弁していますが、さて？
テック業界からは鼻で笑われ、株主からは怒られて、ここまで来るとザッカーバーグ氏の逆転劇が見たくもなりますが…。いや、ここまでコミットするって、もしかしてメタバースなんてすっ飛ばして、ザッカーバーグはタイムマシンでも持ってるのでは？ 未来を見てきたのでは？と疑いたくなりますね。
