花粉症の人、朝型人間になればちょっとは楽かも

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花粉症の人、朝型人間になればちょっとは楽かも
Image: Gettyimages

花粉 vs. 人類。

最近、寒くて早くも春が待ち遠しいです。…が、花粉症の人はそうは言ってられません。春や秋の気候はいいけど、花が少ない冬がサイコーって人はいるはず。それでも、春がくるのは避けられませんから、なんとかするしかないのです。

そんな人に朗報かもしれない最新研究が。花粉症の人には朝型生活がおすすめなんだそうです。

花粉濃度を調べたら、午前中が最小だった

アメリカはアトランタ州のリサーチチームが、米アレルギー喘息免疫学会の今年の学会にて、花粉濃度に関する論文を発表しました(査読付き論文はまだこれから)。

チームは、空中から自動でリアルタイムの画像をとり、花粉濃度をチェックするマシンを開発。画像で花粉濃度を割り出すものの、従来型のスタンダードなマシン(外に端末を設置し花粉を取得し手動で数える)と比べても、花粉濃度の数値はほぼ同じであることがわかった上で、アトランタ州の3箇所にマシンを設置。昨年3月の最終週にデータを収集し花粉濃度をチェックしました。結果、花粉濃度は平均して、午後2時から9時の間に最大になり、午前4時からお昼までの間が最小なことがわかりました。

花粉の量は、植物によって多い時期、時間が異なるとされており、米アレルギー喘息免疫学会では、草木の花粉は春・夏の夕方が最も花粉濃度が高く、ぶた草がはやる晩夏から初秋では午前中がもっとも高いと言われていますが、今回の発見でその考えが若干変わるかもしれません。

研究論文のリード著者であるStanley Fineman氏は、「1日のうちいつが花粉濃度が高いのかは、花粉症の人にとっては有益な情報です」と語っており、「花粉の季節は、窓を閉める、帰宅したら靴を脱ぎ、花粉がつい服はすぐに脱いで洗濯するなど、花粉の影響をできるだけ抑える対策が必要です。アウトドア好きの人は、せめて何時ごろ外にでるのがいいのか、花粉濃度が低い時間帯を把握しておく必要もあります。天気アプリやウェブサイトで花粉の飛散情報をチェックするのも忘れずに」と、とにかく花粉に触れる機会・量を減らすのが必須だと語っています。まぁ、花粉症の人はすでにやっている対策だとは思いますが。

来年は、外出時間もできるだけ検討してみてください。

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