使っていて心地いいプロダクトって最高だ。
毎日2〜3杯のコーヒーを飲んでいる筆者。コーヒーが好きというのはもちろんですが、その理由のひとつには「抽出している時間がちょっとしたリフレッシュになっているから」ということもあると思っています。
FELLOWのコーヒードリッパー
大切な時間だからこそ、コーヒーを抽出するアイテムにはこだわりたい。そんな中、最近毎日のように使っているドリッパーがこちらの、FELLOW(フェロー)「Stagg Pour-Over Dripper(スタッグ プアオーバー ドリッパー)」です。
コーヒーの抽出に欠かせない、ドリッパー・受け皿・ファンネルがセットになったミニマルなアイテムで、収納時はこんな感じにまとまります。余分なパーツをなくしたシンプルなデザイン、そしてマットな質感が相まって、その辺にポンと置いていても格好いいんですよね。
とにかく優秀な付属パーツ
このドリッパーを使うたびに「いいな〜」と感じるのが、この受け皿の存在。コーヒーを抽出した後のポタポタと垂れるドリッパーを置いておける、ただそれだけのことなんですが、それが本当に心地いいんです!
キッチンで淹れてそのままシンクに置けばいいだけ……と言われれば、確かにその通りではあるんですが、ソファーのサイドテーブルやダイニングテーブルでコーヒーを淹れたい日だってあるじゃないですか。そういった今ここで!という気持ちを優先させてくれるプロダクトって素晴らしくて、結局毎日使ってしまうんですよね。
この受け皿の内側にはメモリがついていて、簡易的な計量カップとして使うこともできます。豆の焙煎具合にもよりますが、1目盛りで14〜16gくらいとちょうどいい感じ。
ファンネルは、ペーパーフィルターにコーヒー粉をセットするときに活躍。一般的なドリッパーと比べてスタッグドリッパーは注ぎ口が狭いため、コーヒー粉をセットするのに気をつける必要があるのですが、ファネルを置くことでその弱点を克服しています。
ボディ感のある、甘めのコーヒー
なぜ注ぎ口が狭いのかというと、口径をすぼめることでコーヒー粉の層を厚くして、ボディをしっかりと感じるコーヒーに仕上げるため。
そのため、スタッグドリッパーの専用フィルターとカリタのフィルターを比べると、専用フィルターの方が縦長な形状になっています。ちなみに、個人的にはフィルターで大きな味の変化は感じませんでした。
適当に淹れても美味しいんです!
お湯の注ぎ方は、前半はゆっくりと、後半でスピードを上げて濃度を調整するようにするのがおすすめ。コーヒー粉の層が厚い分、お湯の抜けが遅いのかも……と心配していましたが、底面の穴が10個も空いているおかげで、予想よりもスピーディーです。
コーヒー豆の計量やお湯の注ぎ方が適当でも毎回85点くらいの味に仕上がるので、何も考えずにリラックスしながらコーヒーを抽出したいというときに重宝しています。
Photo: シラクマ