広大な車内空間で“趣味”と“快適”を運べるミニバン「ベルランゴ ロング」

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  • author 武者良太
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広大な車内空間で“趣味”と“快適”を運べるミニバン「ベルランゴ ロング」

走るグランピング施設、と言っていいと思う。

マッシブなスポーツカー、どこでも走っていけそうなSUVなど、人気のクルマにはそれぞれの魅力があります。日本の道路でたくさん走っているミニバンにもそれぞれ華々しさを感じる特徴があります。

でも生まれ育った国が変われば、同じ系統のクルマでも「いいね!」と思えるポイントが大きく変わるんだ。フランスからやってきたミニバン(MPV)、シトロエンの「BERLINGO」(ベルランゴ)を見てそう思いました。

個性派なデザインのエクステリアであるというだけではなく、横幅はトヨタ・アルファードと同等なのに全長は日産・セレナより短いバランスがウケて、車内は肩周りもヘッドクリアランスにも余裕があって快適だし細い道でなければ一般道も高速も走りやすいという特徴を持っていたんですね、BERLINGO。

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Photo: 武者良太

そんなベルランゴのバリエーションモデルとして、新たに「BERLINGO LONG」(ベルランゴ ロング)が日本にやってきました。はい。車名から想像できるように、ロングボディとなったモデルです。

ながーくなったボディで活用シーンが広がった

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Photo: 武者良太

横幅は1,850mmのままですが、BERLINGO LONGの全長は4,405mmから4,770mmと長くなりました。

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Photo: 武者良太

それにともない、2列5人乗りから3列7人乗りのシートが導入されました。もちろん足元も広々としていますし、3列目シートも前後スライド量が多く、どこに座っていても快適なポジションがとれます。

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Photo: 武者良太

シトロエンとしては、三世代など大家族の移動目的だけでなく、アクティブな人たちのためのクルマとしても捉えてほしいという思いがある様子。

シートレイアウトの自由度の高さを生かして遊びきってほしいといわんばかり、東京都・立川で行なわれた発表会では、実際に2台のBERLINGO LONGを使って二通りのアウトドアアクティビティのお供としての提案をしていました。

たくさんのモノを運んで楽しい週末を

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Photo: 尾田和実

まずはこちら。BERLINGO LONG SHINEを使った展示では、サーフィンを中心としたマリンスポーツを楽しむことを想定した内容になっていました。

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Photo: 武者良太

3列目シートは折りたたみも取り外しもカンタン。フルフラット状態となるように収納できる2列目シートをうまく使えば、最大2,693リットルものラゲッジスペースにクラスチェンジ。分割独立式の二列目シートを必要に応じて収納すれば、サーフボードを載せながら2列目シートにも同乗者を乗せることができます。また高い車内空間を生かして、オプションのインテリアルーフバーを装着すれば、シートを倒さずにロングボードも積載できるようになっていますね。

海で遊ぶだけじゃないですよ。MTBやロードバイク電動バイクなども運べるトランスポーターとしても魅力ある1台になりますねコレは。

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Photo: 武者良太

キャプテンシートのようなゴージャスさはいらない。でもベンチシートは乗り心地悪いし使いにくい。ちょうど中間というかいいところを取ったBERLINGO LONGの車内構造は、純粋に上手いなあと感じますね。

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Photo: 武者良太

ルーフラックを備え、アンダーガードやオレンジのアクセントが利いたBERLINGO LONG SHINE XTR PACKは、オートキャンパーの提案展示ですね。

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Photo: 尾田和実

設置がカンタンで車内と直でつながるメリットがあるカーサイドテントをはじめ、キャンプグッズ、折りたたみ自転車と合わせて展示しており、たくさんのギアを載せてあちこちキャンプしにいきましょうよという提案にもなっていますね。

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Photo: 武者良太

どこでもオープンテラスなカフェになるから、お泊り前提のキャンプじゃなくても全然OK。もちろん荷物をおろしてフルフラットにすれば、広い車幅を生かした車中泊もOK。グランピングの便利さ居心地のよさを運べるクルマでもありますねコイツ。

道具としての割り切りが気持ちいい

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Photo: 尾田和実

BERLINGO・BERLINGO LONGを見て、個人的にもっともいいなと思えたポイントは内装のシンプルさでしょうか。

ギラリとした装飾がほとんどなく、コントローラも端的にわかりやすいようにまとめられています。

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Photo: 武者良太

他のシートもシンプルな作り。でも前述したように2列目シートは分割独立式で、自由にリクライニングができるし、3列目シートも横方向に余裕があります。

日本のミドルサイズミニバンと違って車幅が広いため、こういった構造にすることができるのですね。

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Photo: 武者良太

実はBERLINGO LONGってもともと商用車がベースフランス版ハイエースといえる存在であり、合理的な設計も魅力の1つとなっています。なお写真は旧モデルの商用バン。現行モデルもこういう雰囲気に仕立てることができますよ。

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Photo: 武者良太

走る応接室としてのクルマではなく、自分のアクティブなライフスタイルを支えてくれる道具として見ると実に魅力的。キャンピングカーほどのリフォームは及び腰になっちゃうけど、自分好みの使いやすいクルマに仕立てたいというなら、狙うべきでしょうこのBERLINGO LONGを!

シトロエンが生み出したクルマたち

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Photo: 武者良太

凸凹した農道でもタマゴが割れないよう柔らかい乗り心地の2CV、宇宙船と呼ばれ世界初の油圧サスペンションを採用したDS、マルチェロ・ガンディーニがデザインした軽量ワゴンのBXなどなど、創業100年以上の歴史を持つシトロエンは、今までにも多くのエポックメイキングなクルマを作ってきました。

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Photo: 武者良太

またシトロエンオーナー間の繋がりも強く、ユーザー主催のイベントも多数行なわれてきたそう。

これからはシトロエンもイベント展開を主導していくとのことで、同じブランド、同じクルマが好きという方々がもっと深くコミュニケーションすることが増えそうですね。

ところでグッズも魅力なシトロエン

そういったユーザーミーティングというライブ会場で必要になるものといったら…グッズですよね!

歴史を感じさせる1品から最新モデルのミニカー、そしてブランドロゴが光るアイテムも多数揃っています。

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Photo: 尾田和実

BERLINGO LONGの発表会時にも多くのグッズが展示販売されましたが、シトロエンオーナーであるギズモード・ジャパン編集長の尾田も、ここぞとばかりに買いまくっていてご満悦。クルマに乗っているときも楽しいけど、自宅にいるちょっとした時間もシトロエンと共にありたいという愛を受け止めてくれるだけのラインナップがステキですよね。

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シトロエンオーナーでもあるギズモード・ジャパン編集長、尾田
Photo: 武者良太

興味があるかたはECサイト・シトロエンブティックオンラインをご覧あれ。シトロエンを手にしてみましょう。

Source: シトロエン