中国のスパイ気球が目の前に現れたら、どうします?
写真撮っちゃいますよね〜!
それは米空軍のパイロットだって同じです。気球を撃墜する前にセルフィーをしっかり撮っていました。
そしてそのセルフィー、アメリカ国防総省が合成でもなんでもなく本物だよと認めています。スパイ気球とのセルフィーは2月3日、撃墜の1日前に撮られたものでした。
いろんな意味で珍しい気球ではある
セルフィーでも見てわかるように、気球は空をふわふわと浮いていて、ソーラーパネルのようなものも写っています。国務省は気球にはアンテナが装備されていて情報を傍受していたと話しています。
中国は気象測定の気球でアメリカまで飛んで行っちゃったんだよね、とうそぶいていますが、国務省はそんな話まったく信じておらず、明らかに能諜活動で、気球は政府機関などに対する諜報活動ができる装備だとはっきり述べています。
気象気球としては矛盾だらけで、まず全長が61メートルもあり、さらには監視行為がおこなわれる部分であるペイロードはバス2、3台分もの重量があったと発表されています。おかしいですよね...。
ちなみに国防総省によると、撃墜された気球の部品やペイロードなど大事な部分は回収済みということです。対する中国は「アメリカが過剰反応してるだけで、国際法の精神をおかしてる!」と言っているようです。
とにかく、記念のセルフィー、よかったですね。気球、また現れないといいですけどね。