ベイダーは倒せないけど、振り回しても壊れないよ!
今から14年前の1999年、レゴは社運を賭けたシリーズを発表しました。それが、『スター・ウォーズ』のオリジナル3部作をテーマにしたセットシリーズ。
結果的にレゴ社を救うことになったスター・ウォーズシリーズは以後24年に渡って860以上の製品を世に送り出してきましたが、刃が光るライトセーバーはありませんでした。
かつて、組立式のライトセーバー(ヨーダのとか、ルークのとか)をリリースしたこともありましたが、それはあくまで一定額以上製品を購入した人向けの限定品。
『スター・ウォーズ』の象徴的なアイテムといえるライトセーバーが製品化されなかったのは、同社が「戦争に使われる武器や道具は扱わない」という伝統を守っていたのだと思われます(ソーのハンマーはどうなの? って話ですが)。
DIYするのもなかなか大変そう…
そのため、レゴで作ったライトセーバーのレプリカが欲しい人は、ゲーム『レゴ・スター・ウォーズ』のミニフィグが手にする小さな剣で我慢するか、実物大のモノをDIYするしかありません。
ただ一口にDIYするといっても、なかなか大変そう。時間をかけて作っても、振り回したら一瞬でバラバラになってしまう可能性大。ブロック同士を接着剤で半永久的に固定するしか方法はないのです…。
であれば、才能あるアマチュアレゴファンに託しましょう。
ライトセーバー作っちゃいました!
このたび、YouTubeチャンネル Brick Science で披露されたライトセーバーはとっても頑丈。刃の部分には透明な掘削用チューブが使われ、内部はレゴ・テクニックシリーズのパーツで補強し、ある程度柔軟性があるので多少振り回しても大丈夫。
刃に沿って長いLEDが付けられ、電源スイッチ付きのバッテリーパックも装備。赤い輝きで、これまでにないライトセーバーっぽさを演出しています。そのままだとLEDが光りすぎちゃうので、掘削用チューブにつや消し加工をすると、さらに「それっぽく」なります。
また、柄の部分はレゴ製で、こうした電子部品をうまく隠しているんです。
動画で見る限りかなり良い出来。レゴ社が「ならば我々も!」と公式でライトセーバー製作に乗り出しちゃうんじゃないか、というほどです。