おにぎりに向いているお米の品種はコレ。3銘柄で徹底比較してみた

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おにぎりに向いているお米の品種はコレ。3銘柄で徹底比較してみた
Photo: 渡辺 文芽

ROOMIE 2023年3月21日掲載の記事より転載

最終回! おにぎり探求企画第3弾です。

日本でつくられているお米の品種(主食用)は、なんと300品種もあるのだとか!

今回は、おにぎりに向いているお米を探すべく「つや姫」「新之助」「ミルキークイーン」の3品種で徹底比較してみました。

おにぎりはこの方法で握ったよ!

おにぎりはこちらで紹介したおにぎりケースを使用した方法で握りました。

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米本来のおいしさを引き立てるので、検証にピッタリ!

また、おにぎり用のごはんは水を一割ほど減らして炊くのがオススメです。米2合の場合はふだんの水加減から、大さじ2を目安に水を減らしてみてくださいね。

それぞれのお米の特徴を紹介!

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おにぎりに向いているお米は冷めてもおいしく、ほどよい粘り気があるかどうかがポイント。

まずは、今回選んだ3品種の特徴をご紹介します。

つや姫

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山形のお米・つや姫は、「白さ」「粒の大きさ」「甘み」が特徴で、炊き上がりは名前のとおりにツヤツヤに輝いています。

米の粒も大きく、しっかりとした甘みと粘り、弾力があります。

新之助

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新潟の新しいブランド米「新之助」。大手コンビニとのコラボおにぎりが発売されたこともあり、人気が急上昇している品種のひとつです。

大粒でほぐれ感がありながら、適度な粘りも持ち合わせています。

ミルキークイーン

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「ミルキークイーン」はコシヒカリの突然変異から生まれた低アミロース品種。

アミロースはお米の「粘り」に関係していて、アミロース含有量が低いほどごはんの粘り気は強くなり、もちもちとした食感に仕上がります。

最近、大人気の北海道米「ゆめぴりか」も同じく低アミロース品種です。3品種の中では米の粒が小さめ。

どれもおいしけど……みんなが好きなのはコレ!

5人におにぎりを食べてもらい、それぞれの食感やおいしさを比較してもらいました!

ミルキークイーン

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しっかりとした粘りともっちりとした弾力、甘さで他の品種よりも人気がありました

もちもちとした食感のおにぎりが好きな人にイチオシの品種です。また、冷めた時の香りが他のおにぎりよりも良かったです!

新之助

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粒感がしっかりと残っていて歯ごたえがあり、コンビニのおにぎりに近い食感です。

米本来のおいしさも感じられるけれど、具材を加えると具材が引き立ちそう! という意見が多数。米粒が口の中でほろほろとほどける食感が好きな人にはオススメの品種です。

つや姫

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炊きたてを握ったおにぎりはしっかりとした粘りがあり、重めの印象。かめばかむほど甘みが出ておいしいのですが、時間が経って冷めるとパラパラ、ボソボソとしていました。

「おにぎりよりは炊きたてのごはんで楽しみたいな〜」という感想や、「ちらし寿司や手巻き寿司用の酢飯に使用した方がいいかも」という意見も。

好みの食感に合わせて、お米の品種を選ぼう!

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検証の結果、粒感のあるほろっとしたおにぎりがお好みの人には「新之助」もっちりとした弾力のあるおにぎりが好きな人には「ミルキークイーン」をオススメします!

「つや姫」は残念ながらおにぎりではあまり人気がありませんでしたが、炊き立てや酢飯で楽しむと良さそうです。

おにぎりをつくるとき、お米の品種に迷ったら参考にしてみてくださいね。

※価格など表示内容は、執筆現在のものです。変更の可能性もありますので、販売ページをご確認ください。

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