これがWikipediaの音になるんだ!
企業や団体のロゴって大切ですよね。印象に残るものや、一目でイメージを沸かせてくれるもの、想いが込められたものなどさまざまです。そんなビジュアルロゴはみなさんご存知ですが、サウンドロゴって聞いたことありますでしょうか。
企業のイメージ定着に貢献
サウンドロゴとは、会社のロゴと同じくその会社が持つ音のロゴのこと。たとえば、マクドナルドの「パラッパパッパー」や、Netflixの「ダッターン!」ってやつです。あの音を聞いただけでどの会社かわかりますよね。
見てわかるビジュアルロゴと、聞いてわかるサウンドロゴ。どちらもイメージ定着に大きな役割を担っています。
「Wikipediaの音」が登場
そしてこのたびWikipediaもサウンドロゴを発表。「Sound of All Human Knowledge(すべての人類の知識の音)」と名付けられました。
🔊 Wikimedians, are you ready?
— Wikimedia Foundation (@Wikimedia) March 28, 2023
We are thrilled to announce that we have found the winning entry to The Sound of All Human Knowledge contest! Fun fact: We used the actual sound logo to create the sound wave in this video. ▶️ #WikiSoundLogohttps://t.co/GykcY54WfEpic.twitter.com/RYhK2tVCmj
Wikipediaやウィキメディア・プロジェクトなどを運営する非営利団体ウィキメディア財団は、サウンドロゴを決めるため、2022年9月にコンテストを開催。135の国から2094人が作成した3235作品の応募が集まりました。
Wikipediaのボランティアスタッフと音の専門家などで構成されたチームが審査を行ない、その中から10作品が最終候補に選ばれました。
優勝は、アメリカのバージニア州在住の原子力エンジニアThaddeus Osborneさん。Osborneさんのサウンドロゴは、本をめくる音、マウスのクリック、キーボードを叩く音、シンセサイザーなどで構成されています。Osborneさんは賞金2,500ドル(約33万円)をゲット、そしてサウンドロゴを再録音をするためのプロレコーディングスタジオなどがWikipediaによって準備されます。
「Osborneさんの作品は、Wikipediaが世界中の人たちのために創り出している興味と喜びを表したものでした」とウィキメディア財団のブランドディレクターZack McCuneさんはコメントしています。