ZoomとOpenAIがコラボ、要約や質問を作ってくれる

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ZoomとOpenAIがコラボ、要約や質問を作ってくれる
Image; DANIEL CONSTANTE / Shutterstock

お仕事全体に生成AIが浸透してきますね。

ZoomがOpenAIとコラボして、AI機能を導入します。Zoomにはもともと「Zoom IQ」って機能があったんですが、公式ブログによればそれを大きく拡張して、「チャットスレッドの要約、アイデアの整理、チャットやメール、ホワイトボードセッション用コンテンツの草稿作り、会議のアジェンダ作りなどなど」ができるようになります。

既存のZoom IQは「会話インテリジェンスソフトウェア」で、Zoom MeetingやZoom Phoneの内容の記録や、シンプルな分析ができてました。「営業向けZoom IQ」ってのもあり、そこではユーザーから顧客への質問とその回答を記録したり、顧客の話を聞けてる度合いを分析したりして、商談を振り返ることが可能でした。

でも今回、「Zoom IQ」はもっといろんなことができるようになりました。「仕事全体の流れを整理する」という考え方で、職種や職位も特に限定してません。ミーティング内容のポイントを抜粋したり、話の流れに即した質問を作り出したり、離席中にチャットで進んでた話を要約したりができます。

Zoomのプレスリリースには以下のように記載されています。

「仕事においては、ちりも積もれば山となり、多くの時間と労力を必要とします。メールの文章を考える時間、取り逃した電話のメモを見つける時間、未読のチャット内容に追いつく時間。こうした小さなタスクを高速化することで、その分の時間が手に入るだけではありません。より大きな創造性とコラボレーションを、我々自身、そしてチームのために解放できるのです」

4月から招待制でロールアウト

生産性ソフトウェアへの生成AIの取り込みは、MicrosoftGoogleもすでに発表してますが、どちらもまだ一般公開はされていません。新Zoom IQも即ローンチではなく、4月から一部のユーザーに招待制でロールアウトされていきます。招待された人は、Zoom IQのチャットやメールなどの文章生成機能を利用できるようになります。

今回のZoomのアップデートでは、ZoomのCalendarとMailアプリがZoomアプリ内からもアクセス可能になり、またサードパーティのカレンダーも使えるようになりました。

Zoomのチーフプロダクトオフィサー、Smita Hashim氏はGlobe Newswireで言ってます。

「ZoomはこれまでもAIソリューションを製品に統合し、ユーザーの生産性を高めてきました。我々は新たな大規模言語モデルで、さらなる機能を提供できることを非常にうれしく思います。我々のAIへのユニークなアプローチにより、ユーザーが求める柔軟性を与えることができ、コラボレーションやユーザーとの関係を大きく向上させることができるでしょう」

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https://www.gizmodo.jp/2023/02/best-apps-zoom-breakout-survey-notes-record-better-audi.html