骨伝導イヤホン派の私がAirPods Proを使って感じたこと

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  • author 酒井麻里子
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骨伝導イヤホン派の私がAirPods Proを使って感じたこと
Photo: 酒井麻里子

ライフハッカー・ジャパン 2022年11月8日掲載の記事より転載

イヤホン選びは、選択肢が豊富でいつも悩みます。カナル型なのか、インナーイヤー型なのか、耳かけ型なのか、ノイズキャンセリングは必要か不要か……。

筆者は「耳かけタイプの骨伝導イヤホン」を愛用してきましたが、対極の存在ともいえるAirPods Proを初めて使ってみました。

それでわかったメリットと、最終的に落ち着いた「併用スタイル」の魅力についてご紹介します。

自宅作業では骨伝導が圧倒的に楽だった

正直にいうと、筆者は3年くらい前までは「イヤホンなんて聞こえれば何でもいい」という価値観の持ち主で、スマホ付属の有線イヤホンや1,500円ほどの安価なBluetoothイヤホンを使っていました。

さすがにそれでは物足りなくなり、コロナ禍に入る少し前に骨伝導イヤホンの定番メーカー、AfterShokz(現Shokz)のAeropexを購入。

自宅作業がメインの環境では、耳かけタイプの骨伝導イヤホンはとても快適です。長時間装着したままでも負担がなく、インターフォンなどの外部の音もしっかり聞こえるので、ストレスの少ない作業環境を構築するうえで一役買っていました。

その後、後継機の「OpenRun」に買い換え、快適な骨伝導イヤホンライフを送っていました。

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外出の機会が増えると遮音性が欲しくなる

“骨伝導推し”の価値観が少し変わってきたのは、リアルな取材やイベントが戻り、出先で作業する機会が増えてきた今年の夏ごろ。

今まで自宅にこもっていたのであまり意識していなかったのですが、外の音がしっかり聞こえるという骨伝導のよさは、周囲が騒がしい場所では当然、デメリットになります。

カフェのBGMで集中できなかったり、シェアオフィスで隣席の人の電話の声が気になってしまったりして、自宅がいかに静かな環境だったのかを思い知らされました。

そんなタイミングで第2世代のAirPods Proが登場したため購入。詳しくは以前の記事に書いていますが、ノイズキャンセリングの性能がとても高く、どんな場所にいても静かな環境をしっかり確保できます。

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複数デバイスでシームレスに使える点も強み

もうひとつのメリットは、同じApple IDでログインしている複数のデバイスでシームレスに使えること。

筆者が移動中に持ち歩くことが多いのは、iPhone、Apple Watch、MacBook、iPadの4台。

イヤホンの使用頻度が高いのはApple WatchとMacBookですが、「移動中に急遽iPhoneからZoomにつなぎたい」「電車の中でiPadで動画コンテンツを視聴したい」といった状況もあります。

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ちなみに、Aeropex、OpenRunともに2台のデバイスに同時接続できるマルチポイント接続には対応しています。自宅内で使うだけならそれで問題なかったのですが、外出先だと2台では足りないのです。

外出先では、どのデバイスでもすぐにイヤホンを使えることは重要。そういった意味でも、出先ではAirPods Proに優位性を感じています。

併用することで、より快適な環境を実現できた

一方で、AirPods Proは長時間使っているとどうしても耳が疲れてきます。

これはカナル型イヤホンの宿命であり、遮音性の高さとトレードオフの部分ではありますが、やはり少々気になるところ。ノイキャンを必要としない自宅では、今までどおり骨伝導イヤホンを使ったほうが快適です。

結果的に現在は、下記のような併用スタイルで落ち着いています。

OpenRun:iMacとiPadに接続、自宅作業時に使用

AirPods Pro:各Appleデバイスに接続、外出先での作業時および、家事や散歩をしながらApple Watchで音楽を聴くときに使用

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「1台でどんな状況でも快適!」は理想ではありますが、やはりイヤホンのタイプによって得意とする環境は違ってきます。

骨伝導とノイキャンというタイプのまったく異なる2台を併用することで、場所が変わっても快適な作業環境を実現できました。

今使っているイヤホンに何かしらの不満がある、2台目の購入を検討しているという人は、あえてタイプの違うものを選んで併用してみるといいかもしれませんよ。

※価格など表示内容は執筆時点のものです。変更の可能性もありますので、販売ページをご確認ください。

Photo: 酒井麻里子

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