Microsoft(マイクロソフトが提供するブラウザEdge、使っている人はちょっと設定確認してみましょう。ウェブ観覧履歴がすべてBingに流れているという報告がRedditにあがっています。
EdgeからBingへの情報漏れを発見したのは、RedditユーザーのHackermchackfaceさん(Reddit名)。Edgeブラウザを使って訪れたウェブサイトのURLがほぼすべて「bingapis.com.」に送信されていると報告しています。
履歴流出防止策はこちら
現時点では、これによる影響は表立っては報告されていません。ただ、ユーザーとして、自分が見たウェブサイトの履歴がどこかに流れていると聞くと、それだけで不安になる人もいると思うので、まずそれを阻止する方法から。
Edgeの設定画面から「プライバシー、検索、そしてサービス」にいき、Edgeでフォローしたいクリエイターのおすすめを見る(Show suggestions to follow creators in Microsoft Edge)という項目をオフにします。これで安心。
原因は最新版Edgeの新機能
安心したところで、なぜこんなことが起きているのかの話。
まだハッキリとはわからないまでも、どうやらMicrosoftが先日配布したEdgeの新機能が原因になっている可能性が高いとのこと。
Microsoftは、YouTubeなどソーシャルメディア上のクリエイターをフォローする機能(推し機能とも言われる)を先日リリース。この機能の一部としてURLがBingに送信されてしまっているようです。
なぜURLが送信されているのか、意図的か誤作動かは明らかになっていませんが、Redditユーザーやソフトウェアエンジニアの見方としては「悪意のない誤作動」「実装がうまくできない」という意見が多いようです。
Redditでの報告を受け、Microsoftも自体を確認。調査を行なうとともに、適した処置をとるとのこと。
2020年登場の新生Chromium版Edgeは、評判上々。すでにブラウザシェア第2位(デスクトップ)にまであがってきています。Bing AI搭載でますますシェアの拡大が期待されています。
Source: 9to5Google