なかなか承認されず、焦ってる!
ChatGPTの生みの親OpenAIが「GPT」の商標申請をしているのですが、ChatGPTの爆発的な人気により、審査のプロセスを早くしてほしいと特許商標局にリクエストを出していたそうですが、それが拒否されてしまいました。
早く商標が欲しいOpenAI
TechCrunchによると「GPT」の商標申請が出されたのは去年の12月。
一気にChatGPTが過熱して、模倣アプリがたくさん出てきている一方、4月になってもまだ申請許可が降りないことからOpenAIは焦っている様子ですね。イーロン・マスクも「TruthGPT」って名付けてますし、現在はGPTの名がどんどん使われている状態です。
知的財産関連の弁護士Jefferson Scher氏はTechCrunchの取材に対して、特許商標局の認可にはあと5カ月くらいかかるだろうと話しています。
時間がかかっているのは、「GPT」の「T」が「Transformer」の略で、これは2017年にGoogleがニューラルネットワークを「Transformer」と名付けたところから引っ張ってきている名前だからみたいですね。Scher氏は時間はかかるけれど、おそらく認可されるでしょうと予想しています。
まだ誕生から半年も経ってないChatGPTですが、スタンフォード大学とマサチューセッツ工科大学の調べによると、ChatGPTを使用する従業員の14%は作業効率が向上していることを実感していて、経験が少なくスキルのない従業員が仕事を完了させるのに、ChatGPTの使用で35%も早くなることもわかっています。
ちなみにOpenAIのCEOでるサム・アルトマンは、ChatGPT-5をまだリリースする予定はないと明言しています。まずは商標をゲットすることからなのかもしれませんね。