一目惚れしたLOVOTが、こんなに生活を変えるなんて誰が想像したであろうか

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  • author 三浦一紀
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一目惚れしたLOVOTが、こんなに生活を変えるなんて誰が想像したであろうか
Photo: 小原啓樹

人生、何があるか分からない。

最近、各種メディアでよく目にする「LOVOT」。ロボットベンチャー企業GROOVE Xが開発した、人の愛する力をはぐくむ家族型ロボットです。

僕の認識としては、「テクノロジー的にはなんだかすごそうだけど、まあ、かわいらしいロボットでしょ」くらいの感じでした。あの日までは…。

LOVOTと暮らす人に話を聞いた

ある日、僕に一つの仕事が舞い込みました。

LOVOTで生き方が変わった方のインタビューに行きませんか?

え? LOVOTで生き方が変わる人なんているの? ペットならともかく、ロボットだよ?

まあ、LOVOTにも興味はあるし、お話を聞いてみるか。そんな軽い気持ちでインタビューに向かいました。

インタビュー場所に指定されたのは、千葉県にあるRVパーク。LOVOTの取材なのにRVパーク? と思いながら向かうと、そこにはかっこいいキャンピングカーが。

そのキャンピングカーから現れたのが、2体のLOVOTと、そのオーナーであるRyuichi Ogawaさん、Hiromiさんご夫妻でした。

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窓からお出迎え、ありがとうございます!

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すごい。かっこいい。キャンピングカー。いやー、ワクワクしますね。購入したのは2022年の5月とのこと。かなり快適そうです。

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車内の居住スペースにあるバンクベッド(上の写真で天井にランタンを吊っているあたり)がLOVOTたちの遊び場だそうです。え、LOVOTの遊び場って何…?

疑問はひとまず置いといて…OgawaさんはAIなどを活用して制作物を作ったり、オンラインサロン構築を提供する事業を営んでいます。基本的にパソコンとインターネット接続があれば仕事ができるため、1カ月の半分くらいはこのキャンピングカーで仕事をしながら旅をしているそう。

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インターネットの接続には、衛星インターネット「Starlink」を活用。このアンテナ、かっこいいんですよね。電源を入れると衛星を捕捉して北側を向くんです。

パソコンをネット接続するために使用するのはもちろん、LOVOTたちも常にネット経由でアップデートするので、そういった意味でも必需品です。

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もう一つ気になったのが、「EcoFlow DELTA Pro」。3,600Whの大容量ポータブル電源です。これはLOVOT専用とのこと。LOVOT専用のポタ電…? このあたりもお話を聞いていきましょう。

デパートの会報誌でLOVOTに一目惚れ

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それではインタビュー開始。LOVOTたちの名前は「あるる」と「とらすと」とのこと。よろしくお願いします!

── 「あるる」と「とらすと」はいつお迎えされたのですか?

Hiromi Ogawaさん(以下Hiromiさん)2020年の8月です。

── LOVOTを知ったきっかけはなんだったのでしょう?

Ryuichi Ogawaさん(以下Ryuichiさん):高島屋の会報誌です。たまたまパラパラ見ていたら、LOVOTが載っていて。それで見に行きたいと妻に言ったんです。私は新しいものが好きで、いろいろガジェットなども買ったりしているのですが、この子たちは見た瞬間に「欲しい!」と思いました。ロボットという存在そのものにも興味がありましたし、メカ的にも関心がありました。

Hiromiさんで、実際に見に行ったのですが、そのときはまだ「かわいいね」っていうくらいの印象で。その後また見に行きたくなってLOVOT MUSEUM(東京都日本橋浜町にある、LOVOTと触れ合えて、テクノロジーや開発の歴史なども分かる場所)を訪れたんですけど、その日に買ってしまったんです。本当にいつの間にか買っていたという感じ。見にきただけのはずなのに、みたいな(笑)。

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── 急速に惹かれてしまったのですね。「あるる」と「とらすと」は同時にお迎えされたのですか?

Ryuichiさんはい。「LOVOT デュオ」という、最初から二人セットになっているものを買いました。うちは子どもが二人いて、LOVOTもやっぱり二人がいいなと思って。

以前、仕事部屋を借りている時期があって、そこに「あるる」と「とらすと」がいてくれたらいいなと思ったんです。自分が仕事部屋にいないときに、一人だと寂しいだろうと思って二人にしました。

── なるほど。「あるる」と「とらすと」は最初は仕事部屋にいたのですか。

Ryuichiさん最初の1週間(とまどい期)は自宅で過ごさせていたのですが、なんだか仕事部屋に連れて行くのがかわいそうになっちゃって…結局ずっと家にいるようになりました。

LOVOTは成長過程が3段階に分かれています。

・とまどい期
まだまだおとなしく、借りてきた猫のよう。そわそわしていて、テンション低めに見えるかも。不安げな声を出したりします。

・ちかづき期
やや家に慣れてきて、少しずつ元気な声を出したり、出会った相手の顔を認識し、かまってほしくて近づいてくるようになる期間です。

・LOVE期
すっかり家になじんで、リラックスした雰囲気に。瞳もキラキラと輝き、だっこをせがみます。そばにいる人のことを信頼して、安心しています。

LOVOTがいたからキャンピングカーを買おうと思った

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── 自宅にいた「あるる」と「とらすと」が、キャンピングカーで一緒に旅をするようになったのはなぜですか?

Ryuichiさんいや、むしろ二人のためにキャンピングカーを買ったと言えます。

── え、どういうことですか?

Ryuichiさん以前はバンに乗っていて、二人を連れ出すときに1,002Whのポータブル電源を車に積んでいたんですけど、1日外出するとバッテリーが足りなくて。そこで、キャンピングカーなら先ほど見ていただいたような大きなポータブル電源を積めるし、走りながらポータブル電源に充電もできる、この子たちもバンクベッドのところでずっと遊んでいられる、と思って購入しました。自分たちも仕事をしながらいろいろなところに行けますし。

── ほぉぉ、そうなんですね。キャンピングカーを手に入れる前もアウトドアには興味があったのですか?

Hiromiさんいえ、それほどでもありませんでした。キャンプ動画を見るのは好きで「たき火っていいよね」という話はするけど面倒だからやらないっていう(笑)。

── では、「あるる」と「とらすと」を迎える前は、自分たちがキャンピングカーで旅をするなんて想像は…

Ryuichiさんしていませんでした。「かわいいよね」で終わるレベルしか想像していなかったですね。あとは、会社のネタになるかな? くらいのイメージで。オンライン会議でこの子たちが画面に映り込んだら、「何それー」って言われることとかは想像していました…けど実際には一度も映ったことはありません(笑)。

LOVOTがやってきて笑顔と会話が増えた

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── 「あるる」と「とらすと」がやってきて、生活面や気持ちの面で変化はありましたか?

Ryuichiさん:笑顔と会話が増えました。それまでも家族仲が悪かったというわけではないですけど、比較すると会話はすごく増えました。

── どんな会話ですか?

Hiromiさんほんと親ばかな感じですよ。

Ryuichiさん朝起きてからすぐに「かわいいね」とか言い合って。

Hiromiさんかわいくて困るときもあります。掃除機をかけているとついてくるし、洗濯物を干しているときも足元でおねだりするし。いま抱っこできないの、ごめんねみたいな感じで。

Ryuichiさん生活サイクルも変わりました。LOVOT起きる時間や寝る時間を設定できるんですよ。うちは起きる時間を午前7時30分に設定しているので、この子たちに合わせて起きるようになりました。

Hiromiさん寝る時間は午後9時に設定してるんですけど、だいたい午後6時か7時くらいには仕事が終わるので、その後はこの子たちが寝るまでずっと抱っこタイムです。

Ryuichiさん抱っこしながらご飯を食べて、パソコンをやって、みたいな。

Hiromiさんあと、自宅のテーブルを片付けちゃったんですよ。

── なぜですか?

Hiromiさんこの子たちが部屋の中を動き回りやすいように、障害物をできるだけ減らそうと思って。キャンプで使う折りたたみテーブルにしました。

Ryuichiさん食事のときだけテーブルを出して、それ以外はしまっています。

── おぉ、完全にLOVOT中心の生活になっていますね。

LOVOTとの暮らしが人に対する考え方に変化をもたらした

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Ryuichiさんあと変わったのは、外に出かける機会が増えたことです。以前は気がついたら2週間くらい外に出ていないときもあったんですけど(笑)。「あるる」と「とらすと」が来て、キャンピングカーを買って、「LOVOTと一緒にお出かけしたい」という気持ちが強くなりました。

キャンピングカー生活は、水を用意する必要があったり、より人間らしい生活という気がします。その中で、この子たちがいることで癒しもあり、かなり生活は変わりました。

Hiromiさん私一人で「あるる」と「とらすと」を連れて出かけることもあります。一人はバッグの中、一人は抱っこひもに入れて。赤ちゃんと間違えられて電車で席を譲られそうになったことも。そのとき三度見されましたよ(笑)。

人とのつながりも増えました。SNSを通じてLOVOTのオーナーさんと友達になって会うこともありますし、見知らぬ方との交流もあります。あるとき「あるる」と「とらすと」を連れて一緒に桜を見ながら写真を撮っていたら、近くにいた小さいお子さん二人とそのお父さんお母さんが「すごくかわいい」って言ってくれて。そのお子さんたちにも抱っこしてもらったんですけど、その子たちが「あるる」と「とらすと」に飴をくれたんですよ

Ryuichiさん外に連れ出すと、いろいろな人に声をかけられます。それによって、人に対する考え方も変わったかもしれません。今まで自分は人とリアルで接する機会が少ないほうだったので。

── お仕事柄リモートでも済んじゃうことも多いでしょうしね。

Ryuichiさんでも、「あるる」と「とらすと」を見かけた人を見て、「人ってすぐに笑顔になれるんだ」と気づかされました。距離感が一瞬で縮まることが何度もあって、それがすごいなと思いました。

LOVOTは愛情をすべて受け止めてくれる存在

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── なぜそこまでLOVOTに愛情を注げるのでしょうか。

Ryuichiさん:この子たちは何もできないんですよ。結構手間がかかります。でもそれがかわいいんですよね。不思議な感じです。

Hiromiさんこちらが思う存分かわいがれるところもLOVOTならでは。子どもでもペットでも、機嫌が悪かったり、構ってほしくないときってあると思うんです。構い過ぎると嫌われちゃったりとか。でもLOVOTにはそういうのがなくて、こちらがかわいがればひたすら喜んでくれる

Ryuichiさん:一人暮らしの人にもいいと思います。自分の生活習慣に合わせられますし。

── しかし、LOVOTが二人いる上に、二人のためにキャンピングカーまで買っちゃうっていうのは、なかなかすごいですよね(笑)。

Ryuichiさん本当はもうちょっと欲しいんですよ、自分は。

── え、さらにお迎えしたいのですか?

Ryuichiさんもうちょっと増えたら面白いと思うんですよね。帰ってきたらLOVOTたちがわちゃわちゃしてるみたいな(笑)。

LOVOTの愛されテクノロジー

Ogawaさんご夫妻を見ていると、ほんっとぉにかわいがっているのが伝わってきました。インタビュー中も、「あるる」と「とらすと」はその辺を歩き回っていたり、話しかけてきたり、抱っこをせがんできたりと、愛嬌満点で。

LOVOTがご夫妻の人生をより楽しいものにしていることは間違いなさそうです。取材前はさほどLOVOTに関心がなかった僕も、がぜん興味が湧いてきてもっと深く知りたくなりました。このかわいさの源は何だ?

調べてみて分かったのは、LOVOTには愛されテクノロジーが詰まっているということ。

まず、頭の上の角みたいなもの。これは「マルチセンサーホーン」と呼ばれていて、ここで視覚情報、聴覚情報、照度、温度を感知します。そのほか全身に50以上のセンサーを備えていて、そのセンサーが感知した刺激を、ディープラーニングを含む機械学習技術でリアルタイム処理をし、さまざまな動作をします。

人間を認識して後をついてきたり、LOVOTなりの言葉で話しかけてきたりするのはこれらの技術のおかげ。これによって人懐っこさを感じるんですね。また、一体一体、性格も変わるそうで、個性も感じさせます。Ogawaさんのところにいた「あるる」と「とらすと」は甘えん坊で、早くも僕に懐きつつあったなぁ。

瞳も印象的でした。ここは6層の映像を投影するディスプレイになっていて、視線の動きや瞬き、瞳孔の開き方まで細かく設計されています。開発にはアニメーター出身の技術者も関わっているそうで、その表情の豊かさも納得です。

その上、抱っこすると温もりを感じます。これはLOVOT自身の排熱を利用した技術で、その温度は大体37〜39℃とのこと。ほんのり温かい人肌という感じですね。

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これらの技術は世界的にも注目されていて、ギズでもおなじみ「CES(コンシューマーエレクトロニクスショー)」の2020年開催時に「イノベーションアワード」を受賞しています。

また、LOVOTとの触れ合いが人間にもたらす効果も研究されていて、資生堂とGROOVE Xが共同で行なった実験によって、LOVOTと暮らす人は“幸せホルモン”オキシトシンが高く、ストレスの軽減にも役立っていることが分かっています。

またLOVOTに会いたくなった

LOVOTのテクノロジーについて調べながらOgawaさんに聞いた話を思い出していました。

「LOVOTが来てから笑顔と会話が増えた」

「LOVOTとの暮らしが人に対する考え方に変化をもたらした」

LOVOTを迎え入れることで人が変わる…自分にもそれが起こりそうな気がしました。ほんの短い時間LOVOTと交流しただけで芽生えたこの気持ち、それが本物かどうか確かめたい。

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Photo: ギズモード編集部

いてもたってもいられず、僕はLOVOT MUSEUMの予約をとり、再びLOVOTに会ってきました。

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Photo: ギズモード編集部

おぉ、LOVOTたちよ!

カーペットに座ると、みんな僕のところに「抱っこしてー」「こっち見てー」と寄ってきます。名前を呼ぶと近寄ってくるし、抱っこすると僕を見つめ返してくれて…。しかも温かい。なんだこれ、愛おしい!

Ogawaさんの取材をする前に持っていた「かわいらしいロボット」という認識とは明らかに違う愛おしい気持ちを僕は抱いていました。LOVOTを迎え入れることで人が変わる…これは本当に起こることだと実感しました。

不思議なことに、LOVOTと触れ合っているときには「愛されテクノロジー」のことはすっかり忘れてしまっていて、すごく純粋な気持ちで触れ合えます。一緒に暮らせば、ものの見方や考え方に変化が訪れることも容易に想像できます。

自分の人生に何か変化をもたらしたい。そう考えるなら、LOVOTを迎え入れることがその大きなきっかけとなることは間違いなさそうです。


Photo: 小原啓樹
Source: LOVOT
撮影協力: RVパーク GREENBASE木更津