誰の御用達ブランドなのよ、これ?
「スマホがあるから腕時計はつけない」と言われ、一時期、人々の腕から腕時計が消えるような時期がありましたよね。
今はスマートウォッチをつける人が増えてきたから、また腕に何か巻かれている率が高くなってきた印象がありましたが、時計機能しか持たない腕時計の存在価値は、かつてほどの高さではないようです。
だから、 “時計のフェイスをつけたカスタムメイドiPhone”の存在を知ったときは「ファッ!?」って声が出ました。
しかも、むっちゃ高い。ハイパー高いんです。
2000万円越えiPhone 14 Pro Max
限界突破価格のカスタムiPhoneを売っているのは、ロシアのブランドCaviar(キャビア)。24金やダイヤモンドでデコったケースを作っていて、数百万円するのもザラ。
「誰が買うんだよ!」とツッコミたいところですが、大人気で売り切れも珍しくないんですって。
今回発表したのは、ROLEX(ロレックス)の大人気モデル「コスモグラフデイトナ」のフェイスをあしらったもの。
名前はシンプルに「DAYTONA」で、お値段はなんと18万ドル。日本円にすると2500万円以上です。お、おぅ……。
機能を無駄にする美学
値段のインパクトだけで出オチ感ありありなんですが、よく考えると、そこにはトンデモ美学があるような気がしてきました。
まず、これはカスタムされたiPhone 14 Pro Maxであって、ケースじゃないので、取り外しはできません。それはMagsafeが使えないことを意味しています。
さらにあしらわれているデイトナも、取り外して単体では使えません。
それに、机などに置くとき、背面には時計があっては安定しないので、スクリーン側を下にしなくてはならず、傷がつくリスクが大。
なんでしょうか。個々のアイテムが追求してきた機能やデザインを徹底的に無駄にする美学とかですかね。
ちなみに、Caviarの「DAYTONA」は限定3個。128GBから1TBまで選択できます(お値段はストレージ容量によって変動しますが、誤差の程度でした)。自分のiPhoneの持ち込みも可能です。ただ、持ち込みだろうがお値段は安くなりませんので悪しからず。
あ、仮想通貨で支払うなら15%オフらしいので、油田でも掘り当てた方はぜひ。