ネットを使わなくても使いすぎても認知症のリスクが増すんだって...

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ネットを使わなくても使いすぎても認知症のリスクが増すんだって...
Image: Shutterstock

なに事もほどほどに…。

最近では、高齢者のスマートフォンの利用も一般的になってきましたね。

インターネットは若い人のためのものだなんて、そんな話をすれば笑われてしまうことでしょう。そしてどうやら、スマートフォンの利用は認知症予防にも役立っているみたいですよ。

ほどよい利用は認知症予防に役立つ?

このほど米老年医学会の発行する電子ジャーナル「Journal of the American Geriatrics Society」は、ニューヨーク大学の研究者チームが行なった50歳以上の健康な男女1万8000人を対象とした最大17年におよぶ追跡調査の結果を発表。

調査時点でインターネット利用者だったかどうかに基づき、対象者をグループ分け。2年ごとに認知機能などを評価する調査を繰り返した結果、インターネット利用者が認知症になる割合は、非インターネット利用者の半分にとどまったとのことです。

さまざまや要素を考慮すると、インターネット日常的に利用することは、認知機能を長く健康に保つことと関連づけられると、調査結果は示している。

こんな結論が今回の発表には記されています。

しかしながら、興味深いことにインターネットの利用時間別で見ると、毎日6~8時間インターネットを利用する人は、急激に認知症になるリスクが増加

逆にもっとも認知症になる割合が低かったのは、1日の利用が2時間以下の人でした。ほどよいインターネットの利用は、脳に好影響を及ぼすということですね。

同研究チームは今後さらなる検証を続け、インターネット利用時間と認知症の相関性を立証していく予定です。