ついに自動化(マクロ)を得た。MXシリーズ新作キーボード&マウス発表

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ついに自動化(マクロ)を得た。MXシリーズ新作キーボード&マウス発表
Photo: 小暮ひさのり

パフォーマンスを求める者への贈り物。

ロジクールのワークパフォーマンスアップを目指したフラッグシップラインMXシリーズから「MX KEYS S」「MX ANYWHERE 3S」が発表されました。

デザイン的には大きな変更点はないので、マイナーアップデート。ぱっと見だと見分けるのが難しいかもしれませんが、かゆいところに手が届く感じに成長しています。

バックライトのカスタマイズや絵文字キーが追加された「MX KEYS S」

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Photo: 小暮ひさのり

快適で正確なタイピングを目指したフラッグシップのフルキーボード「MX KEYS S」。前モデルからの変更点をまとめると以下となります。

■MX KEYS Sの変更点

1.スマートバックライトのカスタマイズ

2.絵文字キーやミュート設定キーの追加

3.Logi Bolt接続へ対応(Logi Bolt USB レシーバー同梱)

4.ペイルグレーカラーを追加

バックライトの点灯時間や、輝度の調整が柔軟になり、自分好みのセッティングができるようになっています。絵文字キーやミュートキーなど、イマドキのキーが追加されているのも良し。

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Photo: 小暮ひさのり

僕、コンパクトキーボード派なんですけど、「MX KEYS S」を使ってみると、「やっぱりフルキーボード便利だな…」って簡単に意見を変わるくらい快適。

たとえば、テック系の情報を整理していると、どうしても数字の入力頻度が高くなります。フルキーボードだと片手だけで高速に数字入力できるので、作業自体の短縮に貢献してくれるんですよね。

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Photo: 小暮ひさのり

また、MX KEYSの特徴となる指のカタチにフィットするキートップ形状のおかげで、ホームポジションから距離のあるテンキーも、スチャチャチャチャッ!っと正確かつ気持ちよく入力できています。これはいいものだ。

MX KEYS Sは6月8日発売で、価格は1万9690 円(税込)です。

静音性とセンサーが強化された「MX ANYWHERE 3S」

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Photo: 小暮ひさのり

永久に回るんじゃね?くらい気持ちの良いMag speed電磁気スクロールを備えた、MXシリーズマウスのフラッグシップ「MX ANYWHERE 3S」。アップデートは…

■MX ANYWHERE 3S

1.静音性強化

2.トラッキングセンサーが8,000dpiへ強化(2倍)

3.Logi Bolt接続へ対応(Logi Bolt USB レシーバーは同梱なし

といった感じ。静音性とトラッキングセンサーの強化が主なポイントです。

静音に特化したマウスほどではありませんが、クリック音はたしかに控えめ。しかし、クリック感も残っているという絶妙な調整です。

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Photo: 小暮ひさのり

前モデルでは4000dpiだったトラッキングセンサーは、一気に二倍の8000dpiへ。高解像度なスクリーンで細かな操作がしやすくなるので、高解像度マニアもニッコリですねー。

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Photo: 小暮ひさのり

なお、共通のアップデートとしては、ロジクールの無線規格「Logi Bolt」接続へ対応しました。また、一部素材に再生プラスチックを使用するなど、環境にも配慮したアップデートとなっています。

MX ANYWHERE 3Sは6月8日発売で、価格は1万3970 円(税込)です。

マクロ機能「Smart Actions」で、面倒な作業を自動化できる

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Image: 小暮ひさのり
テンプレートもいくつか用意されています

管理アプリ「Logi Options+」もアップデート。新たにマクロ機能「Smart Actions」が追加されています。

複数のアプリを起動したり、データ入力を繰り返したりと、マウスやキーボードの操作を記録してワンボタンで実行可能に。ルーティン的な操作を自動化して効率アップを狙おうぜ!というわけですね。

早速使ってみたんですけど、なぜ昨日までの自分は手動でしていたんだろう?って疑問になるくらい便利でした…。

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Image: 小暮ひさのり
これ、ぜんぶ自動で動いています

たとえばこれは、記事用の画像を50%のリサイズかけて、JPG形式で出力して、本日の日付のファイル名へとリネームする一連の操作。

ファイル名はIMEの変換を使って「きょう」という入力から本日の日付のサジェストを選び、ハイフンを削除するところまでを自動化しています。

これ以外にも、いつも使うアプリを自動で起動したり、規則性のあるファイルを作成したりと、無意識にやってるけど、よくよく考えるとあれもこれも自動化できるじゃん…。って、気付かされましたね。

ちなみに、「Smart Actions」はすべてのMXシリーズで使えるようになるので、既存製品を持っている人も試せますよ! 自分が作成したマクロを配布したり、面倒なやつ、全部自動化しちゃいましょう!

Source: ロジクール