ヘッドセットブームが来るか。
AppleのAR/VRヘッドセットの話題で市場がわきわきしている真っ最中ですが、MetaのVRヘッドセットQuestシリーズも忘れてはいけません。
特に今年の10月に発表されると噂されている「Quest 3」は低価格路線(のはず)のヘッドセットで、ボリュームゾーンを支えるモデルとして期待されています。
周囲をカラーで見渡せるように
その期待のQuest 3のプロトタイプを、BloombergのMark Gurman氏が試してみたとのこと。記事によれば、Quest 2ではモノクロだったパススルー(周囲の実際の環境をリアルタイムに見ることができる機能)がカラーになっていたそうです。
正面パネルには3つのセンサー/レンズパネルがあり、うち2つがパススルー用。カラーのステレオカメラきましたね。3Dで捉えるからMR(Mixed Reality)時の立体視の精度がグッと高まっていそうじゃないですか?
なおQuest Proはモノクロのステレオカメラ映像にカラーのレイヤーを重ねて表示していたため、近くにあるモノを見ると色ずれが起きていました。この問題も改善してくるのでしょう。
また残りの1つは深度センサー。壁までの距離や、立体物の奥行きも捉えられるのでしょう。Meta Quest使用時は壁を殴ったりしないようにプレイエリアの境界線を表示する機能、「ガーディアン」の設定が必要となりますが、深度センサーがあることにより、Quest 3では自動的にこの設定を行ってくれそうです。
解像感はMark Gurman氏いわくQuest 2と同等とのことですが、本体はQuest 2よりも軽量化&薄型化。SoCは最新世代のQualcomm Snapdragon XR2 Gen 2を採用し、ヘッドセットを装着したままレンズ間調整ができるホイールも組み込んでいるとか。
Quest Proに積まれた目/表情トラッキングセンサーはないものの、VR/MRコンテンツをお手軽に楽しめるスタンドアローンヘッドセットとして人気モデルとなりそうです。
Source: Bloomberg