ごはんを冷凍する人は多いと思いますが、「おにぎり」を冷凍したことはありますか?
ちなみに筆者はありません。なんとなく「おにぎりをおいしく冷凍できたら便利だろうな」と思っていたところ、とっても役に立つ情報を教えてもらいました。
ポイントは「ざぶとん」型なんだ
教えてくれたのは、旭化成ホームプロダクツ主催の冷凍保存テクニックを伝授する「冷凍貯金のがっこう」の先生、冷凍王子こと西川剛史さん。
まず、冷凍おにぎりをつくるときの3原則は以下だそうです。
1. 炊き立てのごはんを「サランラップ® 」でつつむ。
2. 粗熱が取れたら、「ジップロック ® フリーザーバッグ」に入れて、なるべく空気を抜いてジッパーを閉めて冷凍する。
3. 形は解凍時にむらなく加熱できる「ざぶとん形」にする。
炊き立てのごはんを使って、ざぶとん形にすることが必須!さぶとん形とは上の写真のような、縦横約7cm&厚さ約2cmの四角形。
7cm角は牛乳パックの底をイメージすると形成しやすいそうですよ。
そして、冷凍おにぎりを解凍するときの3原則は……
1.「サランラップ®」をはがして耐熱皿に冷凍おにぎりをのせる。
2. 耐熱皿にふんわりラップをかけて、1個につき500Wで3分加熱する。
3. 加熱後、1〜2分ほど放置すると食べ頃。好みで海苔を巻いてもOK!
それでは、つくり方と解凍方法がわかったところで、冷凍おにぎりレシピを2種類、ご紹介します。
レシピを考案したのは「冷凍貯金のがっこう」の先生で時短料理研究家の若菜まりえさんです。
「天かす青菜おにぎり」
<材料(2個分)>
・ごはん…200g
・天かす…大さじ2
・青菜ふりかけ(市販品)…小さじ2
<つくり方(調理時間10分)>
1. ごはんに、天かす、青菜ふりかけを混ぜる。
2.「サランラップ ® 」を広げ、(1)の1/2量を四角く形を整えながらのせる。
3.「サランラップ®」で四方からぴったりとなるべくごはんをつぶさないように包み、約7cm角、厚み約2cmのざぶとん形に整える。もう1つも同様につくる。
4.「ジップロック®フリーザーバッグ」に入れ、なるべく空気を抜いてジッパーを閉め、冷凍保存する。
市販の青菜ふりかけを使うので味付けがカンタン!
かつ、天かすを使うと程よくボリュームアップするので、満足感の高いおにぎりになりますよ〜。
「オムライス風おにぎり」
<材料(2個分)>
・ごはん…200g
・鶏そぼろ(市販品)…30g
・いり卵(※)…卵1個分
・ピザ用チーズ…10g
・ケチャップ…大さじ1
※いり卵のつり方:「ジップロック®スクリューロック®(473ml)」に卵1個分を入れてよくときほぐし、塩少々、砂糖少々(好みで)、マヨネーズ小さじ1/2を加え混ぜる。フタをせずに、電子レンジ(500W)で約40~50秒加熱し、数本の箸でよくかき混ぜる。
<つくり方(調理時間15分)>
1. ごはんに、鶏そぼろ、ピザ用チーズ、ケチャップを混ぜ、いり卵も加え混ぜる。
2. 「サランラップ®」を広げ、(1)の1/2量を四角く形を整えながらのせる。
3. 「サランラップ®」で四方からなるべくごはんをつぶさないようにぴったりと包み、約7cm角、厚み約2cmのざぶとん形に整える。もう1つも同様につくる。
4. 「ジップロック®フリーザーバッグ」に入れ、なるべく空気を抜いてジッパーを閉め、冷凍保存する。
最後にいり卵をふわっと混ぜると、食感が残って「オムライス感」が増すそうです。
子どものおやつやお弁当にもピッタリですね!
冷凍おにぎりさえあれば「小腹が空いた〜」は即解決!
冷凍おにぎりレシピは他にも「しらすチーズおにぎり」「梅じそおにぎり」「サケフレークおにぎり」「おかかチーズおにぎり」「砂糖じょうゆおにぎり」と全7種あり。
それぞれのレシピはこちらで確認いただけます。
冷凍おにぎりのつくり方と解凍方法を物にすれば、家族の「お腹空いた〜」というリクエストにもすぐに応えられます。
我が家のオリジナルの味をつくるのもアリ! アレンジは無限大ですね。
Photo: 石上直美
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