50年以上も前に亡くなった兄弟になりすましていた男、顔認証でバレる

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  • author 岡本玄介
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50年以上も前に亡くなった兄弟になりすましていた男、顔認証でバレる
Image: Shutterstock

顔認証技術、お手柄!

登録した人物の入場や、街中での人の流れの検知などなど、現代ではいろんなとこで使われている顔認証技術。メイン州ポートランドにて、遥か昔に亡くなった兄弟になりすましていた男の悪事が「顔」で暴かれました。

デジタルで暴かれたウソ

男の名前はナポレオン・ゴンザレスで年齢は86歳。なんと58年もの間、自分と兄弟の分で社会保障を二重に受け取っていたことでいくつもの罪に問われました。

そのきっかけは自動車管理局での顔認証。本人の顔なのに、兄弟と2人分の個人情報がヒットしたのでした。

兄弟が亡くなったのは子どもの頃だというのに、男は給付金だけでなく、パスポートも州の身分証明書も2人分を所持していたとのこと。

郵便・通信詐欺、社会保障詐欺、パスポート詐欺、身元詐称といった罪状が連なりますが、郵便・通信詐欺だけでも最大20年の懲役になります。

なぜ兄弟になりすましていたのか?

本人いわく、1960年代に空軍の特別潜入捜査を行なった際、亡くなった兄弟として任務に当たるよう指示されたとのこと。仮に真実だったとしても、二重給付はアウトです。


しかしこの事件、二重給付で受け取ってきた額よりも、収監される費用の方が上回るそうな。すでに高齢ですし、長生きすればするほどコストが…ってなりそうですね。

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Source: AP, abc NEWS via Boing Boing