どこにいても繋がるが当たり前に。
電波が弱い状況ならまだしも圏外となると一大事なスマートフォンの通信問題。これには長年悩まされてきたユーザーも多くいると思いますが、その問題が大きく改善されます。ヒントは発表に使われた会場……なんとプラネタリウムでした。
新しい通信形式でスマホの電波がどこにいても届くように
大手通信キャリアのKDDIと人工衛星Starlinkを手がけるSpaceXが新たに業務提供を発表。その内容とは、スマートフォンと人工衛星を直接繋げるというもの。「空が見えれば、どこでもつながる」ようになるそうです。地上から約550km離れたStarlinkと手持ちのスマートフォンが直接繋がることで、日本のどこにいても電波に悩む必要がなくなります。
もしもの場面でも大きな役話を果たしそう
日本には16,000を超える山があり、14,000以上の離島が存在します。人工衛星とスマホを直接繋ぐ=今まで圏外だった場所でも空が見える場所なら通信できるようになるので、山登りや水上で遭難したとき、予期せぬ災害に巻き込まれた場合にも大きな役割を果たしそうです(日本では未展開のiPhone 14で使える衛星経由の緊急SOS機能が使えるような感覚かと)。
auスマホなら衛星通信サービスが使えます
この衛星通信サービスにはauの保有する周波数帯域が使われるので、auスマホをお持ちの方はサービスを利用するのにわざわざデバイスを買い替える必要はないとのこと。衛星通信対応プランや利用料金などについては言及されませんでしたが、どこにいても繋がるのであればこれを機に乗り換えるユーザも増えそうですね(僕は山登りをよくするので惹かれました)。
サービス開始は2024年内を予定
こちらの衛星通信サービスは2024年内に開始予定。まずは低遅延やネットワーク通信に大きな影響がないメッセージの送受信サービスが利用可能に、音声通話やデータ通信に関しては順次対応予定とのことです。
スマホが宇宙と繋がる時代がこれほど早くやって来るとは。本当に夢があるなぁ…。