｢このサイズならウチのリビングにも…｣なサイズで新登場。
ゼンハイザーから、新しいサウンドバー｢AMBEO Soundbar Mini｣が登場しました。AMBEOと名の付くサウンドバーはこれで3モデル目になりますが、歴代最小サイズになります。
一番上が今回のMiniで、真ん中が｢AMBEO Soundbar Plus｣、一番下が｢AMBEO Soundbar Max｣。発売順はMax→Plus→Miniなのですが、このコンパクトさは日本の住環境にピッタリって感じですね。にしてもMaxのデカさよ（横126cm）…。
スピーカー数は減りつつも、音の立体感は健在
AMBEOシリーズのサウンドバーは、豊かな立体音響をサウンドバー1本で表現できるのが特徴。
今回のモデルも小型化したとはいえ、ルームキャリブレーションやビームフォーミング、チャンネルマッピングといった立体音響を最適化する機能は、Plusと同様に搭載しています。
チャンネル数（立体音響のスピーカー構成を表す）は7.1.4ch。ゼンハイザーの人いわく、このサイズのサウンドバーで7.1.4chサラウンドシステムを実現している製品は現時点では見当たらないとのこと。
フルレンジスピーカーを4基（2基が前向き、2基が左右端に配置）搭載し、1.6インチのセルロースコーンドライバーを採用。さらに4インチのロングスローウーファーを上向きに2基配置されています。
Plusよりも小型化した影響で、上方向からの音を再現するためのトップスピーカーを搭載していません。｢じゃあ上からの音は来ないの？｣と思うところですが、そこは独自のアルゴリズムでチューニング済み。上方向からの音の回り込みもしっかり感じられました。
アンプには250WのD級アンプを採用。低域再現は43Hzで、Plusの37Hzには迫りませんが、各ドライバーごとにチャンバーを作ることで音の濁りを回避するなど、音質への妥協はみられません。
なんせ、このサイズ感でAMBEOの贅沢立体音響を味わえるのは、見た目以上の満足感がありますねぇ。スピーカーを置いていない空間から音が届くのがわかるし、映画の臨場感もマシマシになりますよ。
接続端子も最小限。電源、HDMI、アップデート用のUSB端子があるくらいで、テレビとはHDMI eARCで接続するのが基本となります。光端子などは非搭載ですが、むしろシンプルで使いやすい。
本体の操作はタッチ。BluetoothとWi-Fi接続に対応しており、スマホと繋いで音楽を再生したり、SpotifyやTidalなどのストリーミングサービスにも対応します。リビングのポータブルスピーカー的に使いたくなる。
リモコンのデザインもPlusと同様。シンプル路線です。
Plusと同様、サブウーファー｢AMBEO Sub｣ともワイヤレスに繋がります。最大で4台まで繋がりますが、日本のマンションだと1台繋ぐだけでも十分でしょう。
お値段半額、でも体験はPlusに迫る
｢AMBEO Soundbar Mini｣の市場想定価格は、13万2000円。前モデルのPlusが24万円くらいだったので、ほぼ半額（！）です。市場的にはまだハイエンド帯とはいえ。
でも、価格は半額程度なのに体験は半減してないと思えば（サイズを思えばむしろ充分）、やっぱりお得感ありません？ 迫力や低音のボリュームはPlusが勝つけれど、あちらは20万円コースだし…。
日本のおうちに置けるゼンハイザーのサウンドバーとしては、今回のMiniが一番ハマる気がしますね。発売日は2023年9月14日です。
Source: ゼンハイザー
