ネット漬けのアップルユーザーならもう耳に届いてるんじゃないでしょうか…。
Apple(アップル)のiPhone 15全シリーズ純正ケース「ファインウーヴン」が悪評の嵐なのです。
RedditもThe VergeもDigital Trendsも再生素材のApple純正ケースに60ドルも払わない理由のオンパレード。傷がつきやすくて、ちょっと爪でこするだけで跡が残るとか。水も絶対NOで、ちょっとこぼしただけで跡が残ってカオスな粗忽者とレッテルが貼られた気分になるとか(CNET)。「70年代の薄いカーペットみたいなこれにこの値段はない」って声まであります(日本では税込9,980円)。
でもファインウーヴン、実際使ってみたら、そこまで悪くなかったです。
もちろん高い。高いけど、Appleユーザーなら高すぎる買い物にはもう耐性がついてるんじゃ?
冗談はさておき、他社製だって、同じ耐衝撃性と強度を備えたケースはだいたいそれぐらいしますし、OtterboxもMoftもCase-Mateもこの価格帯のケースはふつうにあります。荒く使っても形が崩れない上質かつ丈夫なケースが欲しいなら、60ドルも払えば、ほかにいいの、たくさんありますし。無理にAppleのケース買わなくても!と思ってしまいますよ。
ケースの役目は充分果たしてくれる
MagSafe付きファインウーヴン(色はパシフィックブルー)を短期間使ってみましたが、傷は確かにつきます。ついでに言うなら、デスクで食べながら仕事するので、縁のところに食べ物の跡までついてしまってましたが、必要なことは全部間に合いましたよ。
お借りしたレビュー機(iPhone 15 Pro Max)はちゃんと保護してくれたし、ボリューム、アクションボタン、電源ボタンはふつうに押せるし、MagSafeのアクセサリも使えます。前のPopSocket PopGripや新しい丸いPopGripも使えました。
また、充電スタンドにスマホを乗っけてウィジェット満載のスマートディスプレイとして使えたりもします。要するにiPhone 15のコアな機能を一切妨げることなく使えたのですね。ケースとしては◎。
でもまあ、これだけ悪評の限りを尽くしているケースを60ドル(日本は税込9,980円)で買うのは勇気要りますよね。エコではありませんが、前のAppleの革製ケースのほうが高級感はあります。ちなみに、既存の革製ケースは新モデルでは使えません(iPhone 14の革ケースにiPhone 15をぶっこむのはやめましょうね)。
ファインウーブンのケースを買えと言ってるのではありません。買っても、そこまで悪くないと言いたいだけです。
他の選択肢に目を向けてみる
幸い、iPhone 15/ProのケースはAndroidより品揃えが豊富です。Google Pixelのケースを探したときに受けた印象ですけどね。Appleはほかにも10ドル安い純正シリコンケースやクリアケースも用意しています(後者は美しいiPhone 15シリーズにぴったり)。
Casetifyもデザイン性に優れた人気ブランドですし、レザーにこだわるならNomadやMujjoも洗練度の高い定番ブランド。日本は3,000円出さなくてもこんなにいいのが買えます。
ケースの傷が気になる人は、ファインウーヴン以外ということで。