2.5万円。ロボット掃除機市場に価格破壊が訪れました

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  • author 小暮ひさのり
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2.5万円。ロボット掃除機市場に価格破壊が訪れました
Image: Xiaomi Japan / X

ちょっと値段設定バグってません?

日本でも年々普及率が上がり、今や家族の一員となりつつあるロボット掃除機。普及の背景には生活の変化やIoT自体の発達などさまざまな要因がありますが、そのひとつに「低価格化」があるのも事実

最近のロボット掃除機って、シンプルなエントリーモデルなら2万円台から買えちゃったりしますもんね。

でも、シャオミの新しいロボット掃除機「S10」はというと…

・レーザーマッピングで部屋のマップを作成

・マップをもとにした正確なナビゲーション

・部屋ごとに掃除が可能

・進入禁止エリア、掃除したいエリア設定もOK

・水拭きも対応

価格2万4800円

ミドル〜ハイに位置する製品の機能である、レーザーセンサーによるマッピングや水拭き機能持ちつつ、2万4800円っていうからさぁたいへん。

この値段でレーザー式ナビゲーションってズルくない?

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Image: Xiaomi Japan / X

驚いたのが、マッピングがレーザー式SLAMってところ

最近はマッピング対応ロボット掃除機も増えていますけど、エントリーモデルではジャイロセンサーや加速度センサー、距離検知などを利用してマップを作ります。

一方でミドル〜上位モデルでは、レーザーセンサーを使ったマッピング(レーザーSLAM)や、カメラ認識を使ってたマッピング(ヴィジュアルSLAM)を使ってマップを作ります。そして、精度としてはこちらの方が圧倒的に上

前者が「このくらい動いたからこのくらいの間取りだろうなー」みたいな予想をもとにマップを作っているのに対して、レーザーセンサー式は対象物までの距離を計測してマップを作ります。

自分の位置認識も正確なので、部屋を指定しての掃除や、間取りを区切ってのエリア掃除などもできるんです。

…と、話がちょっと小難しくなりましたが、僕が試した限りだと、間取り認識の正確さではレーザーセンサー式が頭一つ抜けている印象ですね。

ざっくり言えばシャオミの新しいロボット掃除機「S10」は価格2万4800円なのに、他社の3万円〜5万円くらいのロボット掃除機のマッピング機能が搭載されているってわけです。やっすい。

どういう人に向いている? →家具の多いリビングや複雑な間取りだけど…

ロボット掃除機の性能って、実際使ってみないとなんとも…。

なところもありますが、「S10」はマッピング機能のポテンシャルを考えると、家具の多いリビングや、リビング+2〜3部屋が繋がったような複雑な間取りにも対応できます。

いや、ごめん。2万4800円なら一人暮らしでもアリ寄りのアリですね。

この安さの吸引力に僕は抗えそうにない…。

Source: X, Xiaomi

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