トイ・ストーリーのモデルになったおもちゃ屋さん、86年の歴史に幕

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  • author Sabina Graves -Gizmodo US-
  • [原文]
  • R.Mitsubori
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トイ・ストーリーのモデルになったおもちゃ屋さん、86年の歴史に幕
Screenshot: :Pixar via Gizmodo US

トイ・ストーリーも、遠いストーリーになってしまうのか。

ディズニー映画『トイ・ストーリー』に登場するアンディのお母さんは、バズやウッディをどこで買ったのか? その答えになるかもしれないのが、サンフランシスコにある老舗おもちゃ屋さんです。ピクサーの製作者陣のイマジネーションを掻き立てた玩具店が、86年の歴史に幕を下ろすことになりました。

本物の魔法があった愛すべき店

サンフランシスコのダウンタウンにあるJeffrey's Toys は、初の長編CGアニメーション映画『トイ・ストーリー』の制作チームにとって貴重な情報源でした。おもちゃ屋さんといえば、プレゼントをさがす子どもたちがワクワクしながら歩き回る場所でしたが、今そうした実店舗はどんどん数を減らしており、残念ながらJeffrey’s Toysもまたその道をたどることになったのです。

サンフランシスコ地域情報サイトSF Gateのインタビューで、共同経営者のマシュー・ルーン氏は「この愛すべき店には”本物の魔法のようなものがあった”」と語っています。

アニメーターでもあるルーン氏は、『レミーのおいしいレストラン』や『カーズ』などのピクサー作品にも携わっています。

おもちゃ屋さんを訪れる代わりに、クリックひとつで購入するようになった現代。ピクサーの愛すべき物語にインスピレーションを与えた「魔法のようなもの」が失われるのは本当に残念です。

『トイ・ストーリー』の次回作は、シリーズ2作目でコレクター市場を批判したように、「おもちゃ対Amazon的企業」という構図になるかもしれませんね。子どもたちが遊び、想像力を膨らませるための物理的な空間がますます失われつつある今、とってもタイムリーなテーマになると思うのですが。

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