誰でもGeminiとメッセージできるようになったよ!
Google(グーグル)はスペインのパルセロナで開催されている「MWC 2024」で、Androidのメッセージアプリから、Geminiとまるで友達のような感覚でやりとりできる機能を発表しました。
これは「Chat with Gemini」と呼ばれる機能で、Slackアプリのチャットボットのように、メッセージの下書き、イベントの計画、アイデアのメモなどを行うためにやりとりができるようになります。
この機能を利用するために、Geminiアプリを新しくインストールする必要はありません。この機能が利用できるのは、メッセージのβテスターからです。
会話以外にもさまざまなAI機能を発表
別にGeminiとの会話を求めていなくても、AndroidデバイスはAI関連機能が強化され、さらに便利になります。
Android Autoを使用していれば、運転中に届く通知が多すぎるグループチャット、長いテキストなどを要約してくれます。さらに運転に集中している間、AIはその返事内容や他にできることを提案してくれます(その精度は謎ですが)。
さらにAndroidのLookoutは目が不自由な方向けの機能で、メッセージで送られてくる写真や画像を生成AIが説明してくれるようになります。また、Google Mapのレンズのスクリーンリーダーのサポートが強化され、ARカメラを建物やお店に向けると、TalkBackを有効にしていれば、前方に何があるか音声で読み上げてくれます。
スマートウォッチユーザーの方にも朗報です。次のWear OSアップデートによって、チケット、パス、その他必要なウォレットの主要アイテムに、Androidのスマートウォッチからアクセスできるようになります。乗換案内も利用可能になり、スマホを取り出さなくても、次に乗る電車やバスを教えてくれるようになりますよ。
Health Connectもアップデート、AllTrailsやMyFitnessPalなどのフィットネスアプリから、サードパーティからのヘルス系データを取り込み、FitbitアプリのTodayタブに集約します。
いずれも「ロールアウト中」とのことで、日本の環境でも徐々に使えるようになるはずです。