機能も味も本格的なエスプレッソマシン。操作もメンテも簡単です

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機能も味も本格的なエスプレッソマシン。操作もメンテも簡単です
Photo: mio

なんでも時短すればいいってわけじゃない。

コーヒーをいれる時間の豊さを改めて感じさせられたのは、デロンギのエスプレッソ・カプチーノメーカー「ラ・スペシャリスタ・アルテ」。このマシンをデロンギで体験。コーヒーの楽しさを追求できる1台でした。

キッチンの「主役級」な風格

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「ラ・スペシャリスタ・アルテ」ブラック、ホワイト 各128,000円(税込)※編集部調べ

「ラ・スペシャリスタ・アルテ」は、グラインダー、エスプレッソマシン、ミルクスチーマーの機能を凝縮した1台。このマシンがあれば、カフェラテやアメリカーノだって自宅で作れます。

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マシンと対面して驚いたのが、このメカ感満載で本格的な見た目。

個人的にはデロンギのエスプレッソマシンといえば、液晶パネルで操作するイメージだったのですが、このマシンはそれがなし。ボタンやつまみのアナログ感がたまらなくて、このマシンを操作すること自体が楽しいと思えるほどです。

サイズは横28.5cm × 奥行き37.0cm × 高さ40.0cmと、家庭用マシンとしてはドシンと大きめ。キッチンカウンターに置けば、間違いなく主役級の存在感を放つはず。ステンレスの輝きも相まって、このメカ感にときめきが止まりません。

とにかくエスプレッソのレベルが高い

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実際にエスプレッソを試飲したところ、本当においしい…!

個人的には、家庭用のマシンでいれたエスプレッソは、粗い気泡、真っ黒な色、ザラザラの舌触り…とストレートで飲めたものではないイメージ。しかし、このマシンのエスプレッソは家庭用マシンで入れたとは思えない高クオリティ。もちろん熱々だし、雑味やエグみがなくまろやか。おいしいカフェラテが飲みたくてカフェに頻繁に行っている私でも、カフェに行く頻度が低くなるだろうと本気で思えるほどでした。

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エスプレッソをミルクで割ったホットラテも本当においしい。この通り、きめ細かいふわふわのミルクを作れるので舌触りが最高なんです。ふかふかの泡で、ミルクの甘みが引き立ちます。

冷たい飲み物を飲みたくなる夏場は、このマシンでエスプレッソを入れさえすれば、エスプレッソを冷たいミルクで割ったアイスラテや、水で割ったアイスアメリカーノも簡単に作れますよ。

自分好みのコーヒーを追求できる

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改めて言うと、このマシンの一番の魅力と感じたのはコーヒーを追求できるところ。ほどよいマニュアル感で柔軟性が高く、自分好みに調整できるんです。

たとえば、パネルの右から3番目の温度計のアイコンのボタンでは、エスプレッソの抽出温度を3段階(低温、中温、高温)に変更可能。深煎りは低温、中〜深煎りは中温、といった具合にコーヒーの焙煎度合いに合わせて適温に調整できます。これによって味のバランスのいいエスプレッソに近づきます。

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タンピングしたコーヒー粉

操作ボタンで調整できたり、サイズが大きかったりするからといって、コーヒーに詳しくないとまったく歯が立たないというわけではなく。たとえば、エスプレッソの味の決め手となる、コーヒー粉を均一かつ滑らかに押し固める「タンピング」という作業では、ガイドとなる付属のフィルターホルダーやタンピングマットを使用することで姿勢を固めすい。

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このタンピングを実際にやってみたところ、コーヒー粉に垂直に力をかけることが意外に難しい。特に、エスプレッソのタンピングを自分の手でやるタンピングの力加減を体得することや、ふわふわのミルクをスチームしてラテアートをすることは、回数を重ねて感覚を養ったあとになりそうです。

エスプレッソやミルクの味、見た目に自分のマニュアル操作が反映される、トライアンドエラーも楽しみの一つと言えるこのマシン。コーヒー好きとしては、このマニュアル感すら楽しい体験でした。

修理依頼もできるアフターケアが頼もしい

これだけ本格的な機能を備えたラ・スペシャリスタ・アルテ。間違いない味わいと操作性だったのですが、心配なのは買った後です。でも、デロンギの「De’Longhi Family」なら無償保証を3年間に延長、即日修理対応など、アフターケアが十分。これなら安心して長く使えます。

また、マシン内のリンス作業も簡単。付属の「除石灰剤」を3カ月前後に1度使うと、内部の管などにカルキが付着し故障するのを防ぐことができます。リンスが必要な時にはマシンがランプで知らせてくれるので、お手入れの間隔を管理する必要なし。あとは、毎回スチームノズルをよく拭くとか、タンパーを洗うといった簡単なお手入れだけ。このシンプルさも、使い続けやすいようよく考えられています。

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マニュアル感を楽しめて、自分好みのコーヒーを追求できるラ・スペシャリスタ・アルテ。この1台があれば、朝食、午後の小休憩…と日常においしいコーヒーが加わります。スマートフォンやPCから離れてコーヒーだけに集中するその時間も豊かですね。

Photo: mio