3万円台のルンバ。「本当に必要なモノだけ」を詰め込んでます

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3万円台のルンバ。「本当に必要なモノだけ」を詰め込んでます
Photo: 小暮ひさのり

僕たちは、コレを待っていたのかもしれない。

面倒な床掃除をオマカセできるロボット掃除機。年々普及率も上がってきて、今ではリビングにロボットが居る家庭も珍しくありませんよね。

そんなロボット掃除機の代名詞、「ルンバ」に新モデルが登場しました。エントリーモデルに位置する「Roomba Combo Essential robot」です。

こちらは自社ロボット掃除機の普及率が10%を超えたアイロボットが、さらなる普及を目指して送り出してきた野心的モデル。…なんだけど、僕らからしたら「コスパで選べる便利で安いルンバ」と思っておいていいと思います。

だって水拭きに対応なのに、3万9300円で買えるんですもの。

12年ぶりに復活、ホワイトモデル

もちろんコスト以外の魅力もあります。やはり目を引くのがカラーリングですね。

ルンバって黒のイメージありましたけど、「Roomba Combo Essential robot」はブラックとホワイトの2パターンから選べるようになりました。ちなみにルンバのホワイトカラーって、実に12年ぶりらしいですよ。

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ホワイト可愛くないこれ?

ブラックモデルのメカメカしさもかっこよくて良きですが、ホワイトモデルはシンプルゆえのシェイプ感や可愛らしさがありますね。

なによりカラーの選択肢が増えたことで、壁紙やインテリアともさらに合わせやすくなっているのが、選びやすさにも影響してそう。やっぱ常時出しっぱなしの「見せる家電」として部屋の雰囲気ともマッチさせたいですしね。

エントリーモデルで水拭きできるのが偉い

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目新しさは色のみならず。冒頭でも言いましたが、この子水拭きできます!

ダストボックスは水タンクが備わっていて、吸引掃除に加えて水拭きもOK。モップは着脱できるので、「今日は水拭きもしたいな」という時だけ装着できるようになっています。

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大きな変更点としてはブラシ部分も。

ブラシはV字型のラバー&刷毛素材ブラシとなっています。以前のエントリーの位置にあった「ルンバ i2」を含め、最近のルンバはすべてラバー製のブラシが2本備わった「デュアルアクションブラシ」だったので、旧モデルより吸引構造はシンプルになっていますね。

デュアルアクションブラシ構造は髪の毛が絡まなくてメンテナンス製が良かったので、旧モデルに比べると小まめにお手入れしてあげた方がいい子かも?

シンプルな機能ながらも、効率的にお掃除してくれる

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Video: 小暮ひさのり

お掃除のアプローチは部屋を一筆書きで動くスタイル。吸引レベルは3段階、水拭きの水量も3段階から選べます。

ランダムに動くタイプと違って無駄なく効率よくお掃除してくれますが、マップの記録ができないので、掃除エリアや進入禁止エリアの設定はできません。この辺も結構な割り切りですねー。

でも、逆に言えば「部屋全部を掃除したい」なら、このシンプルさで十分。ボタンぽちーで、とりあえず行けるところ全部行ってくれますから。

そして、案外多くの家庭がそのパターンに当てはまるのでは? って思うんですよね。

「初めてのロボット掃除機」に選ぶべきルンバ

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生活していると、吸引掃除だけではとれない汚れもあります。これからの季節フローリングもべたつきがちだし、キッチンの床も水拭きしたいですよね。

そんな時にこの「Roomba Combo Essential robot」なら…

・吸引掃除できる

・水拭きもできる

・機能はシンプルで使いこなすのもシンプル

・価格もシンプル(3万9300円)

と、必要な機能が備わったルンバを低コストで迎えられます

これまでは水拭きできるルンバを求めると「10万円からです!」みたいな話が嘘のようです…。この価格と機能とのバランス感はホント絶妙だと感じたので、

「ロボット掃除機多すぎてどれを買えばいいのかわからない…」

「初めてのロボット掃除機どれがいい?」

へのアンサーとしてぴったりな1台かなと。

ちなみにサブスクなら月額1,480円でサクッと試せるので、自分の家ってルンバはイケるの? ルンバいれば掃除が楽になるの? を試してみてもいいかもしれませんね!

ミドルモデルも水拭き対応になりました

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なお、ミドルーミドルハイに位置するルンバたちも今回水拭き対応のアップデートが走りました。

自動ごみ収集対応の「Roomba Combo j5+(写真左)」と「Roomba Combo i5+(写真右)」では、水拭き対応ダストボックスに付け替えることで、吸引+拭き掃除ができます。

「Roomba Combo i5+」ではマッピング対応で部屋を指定した掃除が、「Roomba Combo j5+」ではさらにカメラによる障害物回避や、拭き掃除禁止エリアなどの設定で複雑な環境にも対応できます。もうちょっと上の性能を求める人はこれらもアリですね〜。

ちなみに価格は…

・Roomba Combo j5+……10万8700円(サブスク4,480円/月)

・Roomba Combo i5+……7万9000円

といった感じ。

さすがにエントリーモデルよりはかなり高価ですけど、「Roomba Combo Essential robot」で物足りなくなった人の乗り換え先としてもアリアリかと!

最後に今はロボット掃除機興味ないな。という方も、ひとつだけ覚えておいてください。本日よりルンバで水拭きは当たり前になりました。

Photo: 小暮ひさのり
Source: アイロボットジャパン